科目名 都市経済学U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 田上 敦士

テーマ
都市を媒介に、経済人(ホモ・エコノミクス)としての行動のあり方を考える。アクティブラーニングで学び、グループワークやディスカッションを実践し、学びを深めていく

科目のねらい
<キーワード>
アクティブラーニング、グループワーク、ディスカッション  地域、地域経済、地域社会
商業、製造業、サービス業  都市と農村、若者、高齢者
過密と過疎、日本の経済の歴史、高度経済成長と失われた30年

<内容の要約>
私たちが暮ら地域としての都市を、その形成と将来の可能性、また現在の問題などから考える。 とくに、各自の出身地との対比などにより、より理解しやすくする努力を行う。その存在意義、過去の意義、将来のあり方などについて、経済・経営活動の観点から分析する。討議を中心としたアクティブラーニングを実践することにより、座学を自分なりに身に着いた智恵に昇華する。

<学習目標>
身近な経済活動を観察し、自らその課題を発見できる。
身近な経済活動を観察する中で、経済理論の視点でその事象をとらえる事ができる。
経営者の視点から、その経済活動を分析し改善案を考案できる。
社会の変容と都市の変容を理解し、将来の都市の在り方について議論できる。
高齢化する社会と都市が、どのような変化をとげ、そしてこれから変化していくのか、自分自身の視点で考えをまとめることができる。

授業のながれ
1 はじめに 授業の決まりと、「都市」「経済」「農村」について
2 日本経済の歩み 都市の形成の歴史・戦後日本の社会の変容、郊外型ニュータウンの登場
3 産業構造の変化と人口移動。工業都市の形成と農村の変化
4 高度経済成長期の大都市圏の形成と農山漁村の対比:出稼ぎと高層ビル
5 現代の「都市」:政令指定都市、中核市、など
6 過疎と過密:列島改造、人口集中、鉄道網とベッドタウン
7 成熟・高齢化する社会と都市:大都市圏の歪み:公害(大気汚染など)
8 爛熟した大都市圏:80年代の日本、住環境の悪化と金余り
9 バブル経済:大都市と農村(ふるさと創生)
10 爛熟経済:巨額投資(新幹線、本四架橋、リゾート法)
11 バブルの後:破綻し始めた地方都市となんとかしようとしている地方都市
12 『ないものはない』開き直り:移住者が選ぶ地域:離島と山村
13 バブルの爪痕のミクロな社会:工場跡地、30年の地価の変化
14 未来の地域社会: 人口減少社会、コンパクトシティ、
15 まとめと今後の展望 将来の自分自身の暮らしの場として考える

準備学習の内容・学ぶ上での注意
自ら考え学ぶ姿勢を持ってください。そのために、アクティブラーニング、グループワークで、理解を深めていきます。通常の講義でも、学生と教員、学生相互の討議を積み重ねながら、理解を深めていきます。/難しい事は望みませんが、率直に疑問を感じる態度、なぜなんだろうと考える姿勢、相互に良い影響を与え合う姿勢を重視します。授業中にも疑問を感じたら積極的に発言してください。/しかし、私語等他の履修生の迷惑となる行為に対しては、履修資格の剥奪を含め厳格に対応します。注意されたい。/また、講義終了後には講義内容を各自でまとめ、理解を深めて下さい。事前事後学習に各講60分程度を要します。

事前事後 学習内容 時間数
事前 シラバスに従った予習 10
事後 講義内容に従った復習 10
事後 紹介した都市・似たような都市・各自の出身地の調査(ネットなど) 10

本科目の関連科目
経済学・経営学関連科目全般とくに地域研究、地域研究プロジェクトI,スポーツと地域社会

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
講義内で複数回ミニレポートを課し、 期末試験とあわせ評価を行う。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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