科目名 | 小児看護方法論 |
---|
単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
---|---|---|---|
2 | 3 | 前期開講 | 西原 みゆき、浅岡 裕子 鷲見 正子、柴 邦代、加藤 美香 |
テーマ |
---|
さまざまな健康状態にある小児とその家族を対象に、病気や障害の状態に応じた看護について学ぶ。また、小児の成長と発達を促すとともに、環境からの影響を考慮して最良な健康状態を保持できるように、具体的な看護の援助方法を習得する。 |
科目のねらい |
---|
<キーワード> 健康上の問題を有する小児への援助方法 健康上の問題を有する小児と家族への看護 小児に特有な看護技術の演習 小児を対象とする看護過程の演習 <内容の要約> 様々な健康状態にある小児に対して、最も適した成長と発達を促し、環境からの影響を考慮し、最良な健康状態に保持できるように、小児とその家族に対する具体的な看護援助方法を習得する。特に、健康上の問題を有する子どもにとっての、健康障害がもたらす発達や生活への影響を理解し、子どもと家族に対する援助方法と技術について、具体的に学ぶ。典型的な健康障害を有する子どもの看護過程について事例を用いて具体的に学ぶ。(本科目は看護職員の実務経験を持つ教員が授業を担当します。) <学習目標> 健康上の問題を有する小児や家族に対する援助方法を理解し、説明できる。 小児期に特有の疾患や障害を有する小児と家族に対する看護援助について理解し、説明できる。 小児期の典型的な健康問題を有する事例をもとに、小児と家族に対する看護援助について学び、具体的な看護計画を立案できる。 小児看護で用いられる特有の技術を演習を通して学び、実施することができる。 |
授業のながれ |
---|
小児の健康障害がもたらす子どもと家族への影響 & 健康問題を持つ小児と家族への看護1 小児の状況(環境)に特徴づけられる看護 小児看護における看護過程 健康問題を持つ小児と家族への看護2:検査処置を受ける子どもの看護 急性経過をたどる健康上の問題を有する小児と家族の看護1:総論 急性経過をたどる健康上の問題を有する小児と家族の看護2:感染症の子どもと家族の看護 慢性的な健康上の問題によって長期療養を要する小児と家族の看護1:総論 & アレルギー疾患の子どもと家族の看護 慢性的な健康上の問題によって長期療養を要する小児と家族の看護2:先天性心疾患の子どもと家族の看護 急性経過をたどる健康上の問題を有する小児と家族の看護3:消化器疾患の子どもと家族の看護 急性経過をたどる健康上の問題を有する小児と家族の看護4:呼吸器疾患の子どもと家族の看護 慢性経過をたどる健康上の問題を有する小児と家族の看護3:代謝性疾患(1型糖尿病)の子どもと家族の看護 慢性経過をたどる健康上の問題を有する小児と家族の看護4:腎疾患(ネフローゼ症候群)の子どもと家族の看護 急性経過をたどる健康上の問題を有する小児と家族の看護‐5:@周手術期の特徴と看護 急性経過をたどる健康上の問題を有する小児と家族の看護‐6:A全身麻酔下で扁桃摘出術を受ける小児と家族の看護 健康上の問題を有する小児への援助方法-1 小児看護特有の技術:@身体計測 A更衣・おむつ交換・抱っこ BVS測定(幼児), C与薬(内服・坐薬・吸入) 健康上の問題を有する小児への援助方法-2 小児看護特有の技術:D輸液管理,E採尿,腰椎穿刺,骨髄穿刺,F小児の救急蘇生,G危険回避のための環境整備 等 小児看護で用いられる特有の技術演習1(身体計測,VS測定等) 小児看護で用いられる特有の技術演習2(輸液管理・危険予知&環境整備等) 健康障害を有する具体的な事例に対する看護展開の演習1:(疾病の復習、病態関連図から全体像の作成、病気・入院による影響など) 慢性的な健康上の問題によって長期療養を要する小児と家族の看護 5:白血病の子どもと家族の看護 ゲスト講義:健康問題を持つ小児と家族への看護3(小さく生まれた子どもと家族への支援(ゲスト講師招聘) 健康障害を有する具体的な事例に対する看護展開の演習2: (アセスメントの共有、看護問題の抽出) ゲスト講義:健康問題を持つ小児と家族への看護-4(精神疾患:発達障害(神経発達症群)の理解と対応(ゲスト講師招聘) 健康障害を有する具体的な事例に対する看護展開の演習3(全体像と問題リストの作成) まとめ 健康障害を有する具体的な事例に対する看護展開の演習4(看護計画の検討) 健康障害を有する具体的な事例に対する看護展開の演習5(全体発表準備・発表) 健康障害を有する具体的な事例に対する看護展開の演習6(全体発表) 発達段階毎の入院時への遊びの援助(計画) 発達段階毎の入院時への遊びの援助(発表・評価) |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
---|
・授業・演習に関する疑問については、積極的に質問するなど、正しい理解に努めてください。 ・演習は出席することが前提となりますので、欠席することがないように健康管理に気を付けてください。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
---|---|---|
事前 | シラバスや授業内容の予告に合わせ、テキストの該当部分を事前に読むこと | 10 |
事前 | 講義・看護過程演習では、疾病論(小児系)および小児看護学概論の講義内容を復習して臨むこと | 3 |
事前 | 看護技術演習では配布資料を読んで演習に備えること | 2 |
事後 | 毎回の授業内容を整理する | 15 |
本科目の関連科目 |
---|
疾病論(小児系)、小児看護学概論、看護過程演習、看護技術演習T・U・V |
成績評価の方法 |
---|
|
||||||
・試験を主たる成績評価とするが、講義ごとに行う演習課題や小テスト、グループワークへの参加状況も加味して最終的な成績評価とする。 |
テキスト |
---|
■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>奈良間美穂・丸光惠・堀妙子 他 <テキスト名>系統看護学講座 専門分野U 小児看護学[1] 小児看護学概論 小児臨床看護総論 第15版 <出版社>医学書院 <著者>奈良間美穂・丸光惠・西野郁子 他 <テキスト名>系統看護学講座 専門分野U 小児看護学[2] 小児臨床看護各論 第15版 <出版社>医学書院 |
(C) Copyright 2025 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
本ホームページからの転載を禁じます。 |
![]() |