科目名 認知症の医療とケア

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 中島 民恵子、山中 武彦、岩田 全広、水谷 なおみ

テーマ
認知症の医療とケアの基礎的知識を理解し、認知症の人、本人の尊厳を重視するケアの実現に向けた学びを深める

科目のねらい
<キーワード>
認知症  尊厳
認知症ケア

<内容の要約>
認知症の人への適切な支援を行っていくためには、疾患別ステージ別の症状や特徴を理解することが大切である。例えば、アルツハイマー型認知症では、直近のことを忘れ、時間・場所・人があいまいになることによる生活上の困難が起こる傾向、レビー型小体認知症では幻視や歩行障害などによって生活上の困難が起こる傾向がある。共通した症状もあるが、疾患ごとに症状の特徴が異なる。一方で症状にばかり焦点をあててしまうと、認知症という枠にその人を当てはめて見てしまい、その人の本来の姿や力を見落としてしまう可能性もある。本講義では、認知症の医療とケアの基礎的な知識を理解し、認知症の人、本人の尊厳を重視するケアの実現に向けた学びを深める。

<学習目標>
認知症の医学的特徴と支援のポイントについて理解し、説明できる。
認知症の中核症状と心理的特徴を理解し、行動・心理症状(BPSD)の支援のポイントについて理解し、コミュニケーション方法を学ぶことができる。
個人の尊厳を重視する認知症ケアのあり方を考えることができる。

授業のながれ
第1講 はじめに
第2講 認知症の主な症状と療法
第3講 認知症を取り巻く状況
第4講 認知症の診断に関する視点
第5講 アルツハイマー型認知症・血管性認知症
第6講 レビー小体型認知症
第7講 前頭側頭葉変性症
第8講 医療とケアの連携
第9講 コミュニケーションの理解と方法
第10講 心理症状・行動障害(BPSD)への対応@
第11講 心理症状・行動障害(BPSD)への対応A
第12講 認知症の人の意思決定支援−日常生活から終末期まで−
第13講 若年性認知症
第14講 家族介護者への支援
第15講 認知症の人を支える制度・ 資源と学習のポイント

準備学習の内容・学ぶ上での注意
教材内には確認テスト、小テストが設けられています。小テストは、80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 認知症に関する書籍や新聞記事を読む。 10
事後 確認テスト、小テストに取り組み、学びが十分ではない点について自己学習を行う。 15
事後 興味をもった講に関して参考文献等を使って学習を深める。 10

本科目の関連科目
スクーリング科目:「認知症ケアと多職種連携」「認知症の人と地域包括ケア(クラス制)」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての講義コンテンツを視聴し、すべての小テストに合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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