科目名 | 公共政策学 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 前期開講 | 田中 優 |
テーマ |
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「地域主体の(総合的な)政策形成システム」について、理論的な、あるいは事例を通じた実践的な理解を高めていく |
科目のねらい |
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<キーワード> 政策形成 地方自治 ローカル・ガバナンス 分権・ネットワーク 参加(参画)と協働 <内容の要約> 本講では、「社会が抱えるさまざまな公共的問題を解決するための、解決の方向性と具体的な手段」として定義される「公共政策」がどのようにデザインされ、決定され、実施・評価されているのかということを中心に、政策の基本構造や合理的意思決定の手法も含め、できる限り実態的に、解き明かしていく予定である。 具体的には、本講を4つのフェーズに分け、まずは、「公共政策へのアプローチ」として、私たちが、公共政策に対してどのような学問的アプローチで向き合えば良いのかということについて学んでいく。続く「公共政策のデザイン」では、政策課題として認識された政策問題がどのように構造化され、どういった手段・規範によって「公共政策」とされていくのかということについて検討していく。そして、3つめの「公共政策の決定」では、それがどのように決定されるのかということについて触れ、最後の「公共政策のガバナンス」においては、公共政策の実施・評価・管理についてまとめておきたいと考えている(とくに、自治体政策現場などの実状については、公務員経験を有した担当教員のネットワークによるゲストスピーカー講演会などを想定している)。 <学習目標> 地方自治を巡る政策形成の理論や各種公共政策の動向等について認識し、理解を深め、根拠に基づいた説明ができる。 新聞記事等から地域政策に関する情報などを読み取り、自分の考えを述べることができる。 地方自治の現場を踏まえた政策形成の考え方や政策展開の状況等について自分なりに調べ把握し、各種地域問題に対する解決提案ができる。 |
授業のながれ |
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オープニングガイダンス(今後の講義スケジュール等について説明するとともに、「公共政策」についても概説する) 公共政策へのアプローチ@:公共政策学とは何かについて考察する 公共政策へのアプローチA:公共政策とは何かについて理解する 公共政策のデザイン@:アジェンダ設定とは何かについて理解する 公共政策のデザインA:政策問題の構造化について、ケースをもとに考察する 公共政策のデザインB:公共政策の手段について、ケースをもとに学習する 公共政策のデザインC:規範的判断とは何かについて考察する 公共政策の決定@:政策決定にかかるポイントについて、具体事例をもとに整理する 公共政策の決定A:政策決定にかかるポイントについて、具体事例をもとに整理する 公共政策の決定B:政策決定にかかるポイントについて、具体事例をもとに整理する 公共政策のガバナンス@:公共政策の実施とは何かについて理解する 公共政策のガバナンスA:公共政策の評価について、ケースをもとに学習する 公共政策のガバナンスB:公共政策管理のシステムについて考察する トークセッション:テーマ「公共政策の現状と展望」(地域政策に携わる実務家をゲストスピーカーに招き、意見交換会を行う) まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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政治・行政や政策に関し興味関心のある学生や公務員を志望する者の受講を希望する。受講に際しては、毎日の新聞記事等を通じ、地域政策関連の内容にアンテナを張るように心掛けること(特に自分自身が住んでいる地域について)。また、各回のふりかえりシートなどを通じて、積極的に質問・意見等を述べるようにも努めること。この他、事前学習では自ら指定の参考書を読み込み、理解に努めたり、ゲストスピーカーへの質問事項を考えるなどの取り組みをしなければならない。また、事後学習では、自分で作成した授業ノートを読み返し、復習するなどの主体的学習が必要となる。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 参考書や新聞記事の読み込みなど | 15 |
事後 | 課題レポートの作成 | 5 |
事後 | 毎回の復習 | 15 |
事後 | 全講義終了後の試験対策 | 5 |
本科目の関連科目 |
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地方自治論、行政学、行政法など社会科学系科目全般 |
成績評価の方法 |
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毎回提出のふりかえりシートやゲストスピーカーの講演等に対するミニレポートなどの内容と期末試験をあわせ評価を行う。また、講義への参加姿勢(発言等)も評価の対象とする。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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