視覚・聴覚・病弱児論

科目名	視覚・聴覚・病弱児論

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	2	前期開講	洞井　秀之、中嶋　理香、樫木　暢子、井上　ひとみ、長崎　龍樹

テーマ

視覚障害児、聴覚障害児、病弱児、重度重複障害児の心理・生理・病理の基礎的事項を理解する。

科目のねらい

＜キーワード＞
視覚障害　　聴覚障害
病弱・身体虚弱　　重度重複障害

＜内容の要約＞
この授業では、視覚障害・聴覚障害・病弱の３領域について、心理・生理・病理の基礎的事項を学びます。それぞれ単一障害の子どもについてのみだけではなく、当該障害に加えて別の障害を併せ有する子どもについても学習します。また、いわゆる「重症心身障害」と呼ばれる非常に障害の重篤な子どもについても考えます。特この科目は、別支援学校教諭として従事した経験を有する教員が病弱児論について教授します。

＜学習目標＞
視覚障害の特性とその把握、関係機関との連携などについて理解することができる。
聴覚障害の特性とその把握、関係機関との連携などについて理解することができる。
病弱・身体虚弱の特性とその把握、関係機関との連携などについて理解することができる。

授業のながれ

病弱・身体虚弱の概要
病気や不調な状態が継続する背景となる心理・生理・病理面の特徴とそれらの相互作用
病気の状態・社会性の発達・認知の特性と把握
病弱児の家庭や医療・福祉・保健機関との連携
病弱児の教育的配慮について
視機能と視覚障害の概要
視機能の低下の要因となる心理・生理・病理面の特徴とそれらの相互作用
視覚障害児の視知覚・触知覚や認知特性の理解
視覚障害児の家庭や医療機関との連携
視覚障害児の教育的配慮について
聴覚機能と聴覚障害の概要
聴覚障害の起因となる聴覚器官の心理・生理・病理面の特徴とそれらの相互作用
聞こえの状態と言語面・心理面の発達の理解
聴覚障害児の家庭や保健・医療・福祉・労働機関との連携
聴覚障害児のモダリティー（手話やキュードスピーチ、筆記、聴覚口話など）の理解について

準備学習の内容・学ぶ上での注意

事前に視覚障害児・聴覚障害児・病弱児の心理・生理・病理に関するに文献を積極的を読むことを通して、視覚障害児・聴覚障害児・病弱児の実像をある程度、理解しておくことが望ましい。またボランティア活動等を通して障害のある子どもと接する機会を多く持つことも重要である。なお受講に際しては、特別支援教育に対する問題意識を明確にしておいてください。そして最後に、オムニバス形式の講義なので、講師の都合によって授業日が入れ替わることもあるかもしれませんので、ご了承ください。

事前事後	学習内容	時間数
事前	次回学習の予習	15
事後	授業のまとめ	15
事後	課題などの学習	15
事後	レポートなどの学習	15

本科目の関連科目

視覚障害者支援論、聴覚障害者の理解と支援、特別支援教育論

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	40％
授業内でのレポート・課題等	30％
その他	30％

評価は期末試験を中心とし、授業参加の様子や態度、課題やレポートの提出状況などを総合的に評価する。

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定（最初の授業で指示する）