科目名 肢体不自由児の心理

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 洞井 秀之、中嶋 理香

テーマ
特別支援学校(特に肢体不自由児)の生活や様子を知ることにより、肢体不自由児に興味や関心をもち、肢体不自由児の発達と特性を正しく理解することができる。また、その理解は肢体不自由児への自然なふれあいへと導き、肢体不自由児の心理理解へと発展することができる。

科目のねらい
<キーワード>
肢体不自由児理解  肢体不自由児の心理
肢体不自由児の学校生活

<内容の要約>
肢体不自由児といっても、そのタイプや症状はさまざまである。そこを押さえたうえで、特別支援学校の生活や様子を知ることにより、今まで気にしたこともなかった障害に対して興味や関心、知識をもつ。そして、肢体不自由児の発達と特性を正しく理解することができる。また、その理解は肢体不自由児への自然なふれあいへと導き、肢体不自由児の心理理解へと発展させていきたい。最終的には肢体不自由児だけでなく、障害児者全体への理解へと結びつけ、社会生活のなかでより充実した共生社会への実現へとつなげていきたい。

<学習目標>
肢体不自由児の身体的な特徴に起因する心理社会的な発達への影響について理解し、教育的配慮の必要性を理解することができる。
肢体不自由児の心理的な発達を理解することができる。
各障害児の心理的特徴について理解することができる
外部専門家や家庭と連携して教育環境を整えることの重要性について理解することができる。

授業のながれ
オリエンテーション・肢体不自由児の教育と児童生徒理解
脳性まひ児の心理社会的発達(乳幼児期)
脳性まひ児の心理社会的発達(学童期)
脳性まひ児の心理社会的発達(青年期)
重度重複障害児の発達
重度重複障害児の教育
進行性筋ジストロフィー症児の発達
進行性筋ジストロフィー症児の教育
外部専門家や家庭との連携・肢体不自由児の教育環境整備
肢体不自由児の身体意識・ボディーイメージと運動感覚
肢体不自由児の感覚・知覚
肢体不自由児の言語・認知
肢体不自由児の情緒・社会性
肢体不自由児の評価
まとめ・肢体不自由児の心理社会的発達と教育

準備学習の内容・学ぶ上での注意
障害について正しく理解をし、肢体不自由児者に大きな関心をもってもらいたい。講義を聞き、一人一人が共生社会の実現に向けて、肢体不自由児者(広義には障害児者)に自然な雰囲気で接することができるようになってもらいたい。事前学習として、障害に関する著書や新聞記事に目を向けることができると有難いです。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回授業の予習 15
事後 授業の振り返りとまとめ 15

本科目の関連科目
肢体不自由児教育論、肢体不自由児指導法、視覚・聴覚・病弱児論

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 40%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  30%
授業参加の様子や態度、課題やレポートの提出状況などを大きく留意する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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