科目名 心理調査概論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 谷口 紀仁

テーマ
心理調査の基礎を学び、研究目的の設定、質問紙設計、サンプリング、統計的解析までの手続きを理解する。

科目のねらい
<キーワード>
心理調査  心理学研究法
心理統計

<内容の要約>
本講義では、心理学の研究手法(調査法、実験法、面接法、観察法)の基礎を学び、主に調査法(質問紙調査法)を例に、研究目的や仮説の設定から、統計的解析による結果の整理までを概説する。調査の際のサンプリングの問題、対象者が回答しやすい質問紙の設計や倫理的配慮などについても取りあげ、対象者への負担が小さく、より良質なデータを収集するための留意点についても考えて行く。また,本授業の学習内容を実践するために,研究計画書を作成し,卒業論文作成に向けた具体的なイメージを持つことを目標とする。当該目標を達成するために,本授業では段階的なカリキュラムを組み,学生が個人で主体的に研究計画書を作成できるよう資料や情報を提供するだけでなく,学生同士のグループワークを適宜取り入れるため,学生の主体的な参加が求められる。

<学習目標>
心理学の研究法に関する基礎知識を理解し活用できる
質問紙調査法等の一連の検証手続きを自ら実施することができる
サンプリングや倫理的配慮をはじめとして、心理調査を行う際の留意事項が説明できる
研究計画書を作成することができる

授業のながれ
心理調査とは、心理調査の歴史
研究目的及び仮説の設定
心理調査と心理統計,サンプリング法
心理調査の倫理的配慮
質問紙法と心理調査
実験法と心理調査
面接法
観察法
調査の実施
データの入力
基礎統計量と尺度の信頼性の確認(分析)
差の解析(分析)
関係と影響の解析(分析)
心理調査の考察
心理調査概論の総括

準備学習の内容・学ぶ上での注意
多くの学生が心理調査によって卒業研究を行うことになるため、この講義を通して、基本的な研究の進め方や、心理調査の知識と手続きを身に着けておいてほしい。また,学生が個人で主体的に研究計画書の作成を進めるだけでなく,学生同士での意見交換を通じて研究課題を深めたり,研究計画書を改善することが求められるため,そのような態度・姿勢で本授業を受講頂きたい。

事前事後 学習内容 時間数
事前 前回の授業で予告された内容について、関連科目の資料等を用いて予習を行う 15
事後 各回で扱った内容を十分に復習する 15

本科目の関連科目
心理学研究法、心理学統計法、心理学研究法演習

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 90%
授業内でのレポート・課題等 10%
その他  0%
学期末レポート(研究計画書の作成) 90% 授業内でのレポート・課題等     10%

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



(C) Copyright 2024 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。