科目名 | 色彩心理学 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 後期開講 | 中村 信次 |
テーマ |
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「色」が我々の意識・行動に及ぼす影響を理解する |
科目のねらい |
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<キーワード> 色覚・色の知覚 色彩印象・色彩嗜好 色彩の効果 <内容の要約> われわれ人間は、主に視覚器官を通じて外界の情報を取り入れることにより、環境に適応した対処行動をとることを可能としている。視覚を通じて得ることのできる対象の属性には、大きさ、形、位置、運動など様々なものが含まれるが、対象の色もその一つである。しかしながら、色彩は単なる知覚的属性を超えて、我々の意識、行動に大きな影響を及ぼしうる。例えば、具体的な対象物を指定せずとも、我々は純粋な色概念から様々な心理的印象を得ることが可能である(例 赤=情熱的、青=冷静、等)。なぜ色彩は我々の心理にかくも大きな効果を持つのであろうか。本講義では、色彩学の研究の歴史を概観したのち、我々が色を知覚する生理学的、心理学的メカニズム、知覚された色彩が我々の心理・行動にどのような影響を及ぼすのかなどを論じる。 <学習目標> 色知覚に関する生理学的、心理学的メカニズムの概略を説明することができる 色の持つ効果について、例を交えて、適切にせつめいすることができる 異なる色覚特性を持つ人に対して情報伝達をする際に、最低限の配慮をすることができる |
授業のながれ |
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イントロダクション 色彩学研究の歴史 色を見る仕組み(網膜から脳へ) 色を表現する:表色系1(オズワルト、マンセル) 色を表現する:表色系2(NCS、PCCS) 色の知覚1(順応・残効、同化・対比) 色の知覚2(色の知覚) 色覚特性 カラーユニバーサルデザイン 配色理論 色彩の象徴性 色彩嗜好 色彩の効果1(知覚に及ぼす影響) 色彩の効果2(行動に及ぼす影響) まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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事前に講義資料をnfu.jpにアップロードするので、概略を把握の上受講のこと。また、講義終了後はその内容を各自がまとめた上で次回講義に臨むこと。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | あらかじめ提示される資料の予習 | 15 |
事後 | 講義で提示する課題の実施 | 15 |
本科目の関連科目 |
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知覚・認知心理学、心理学実験、心理学応用実験 |
成績評価の方法 |
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講義内で毎回ミニレポートを課し、 期末試験とあわせ評価を行う。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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