科目名 | 肢体不自由児の生理と病理 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 後期開講 | 藤田 ひとみ、中嶋 理香 |
テーマ |
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身体障害についての基礎医学と臨床医学 |
科目のねらい |
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<キーワード> 運動発達 肢体不自由 脳科学 筋肉 遺伝と環境 <内容の要約> 子どもの特徴は成長と発達にあり、おとなとはまったく異なった病態生理を示す。子どもの障害の成因がおとなのそれと大きく異なるのは、生命進化の具体的な表現である内的 (遺伝的)要因と発達の各時期に特有な外的 (環境)要因とが互いに連関して変化していくからである。総論において、この成長・発達のダイナミズムとその過程で生ずる病態を、各論においては脳や骨格筋障害をおこす原因となる代表的な疾患を通して、肢体不自由をきたす医学について理解を深めることができ、また、障害を固定的に捉えないで可塑性に富んでいることも理解できるようになる。 <学習目標> 身体障害についての小児医学的なものの見方・センスを身につけることができる。 将来「特別支援教育」などに携わる際に不可欠となる「障害児医学」の中の身体障碍についての基本的知識と考え方を身につけることができる。 肢体不自由についての小児整形外科的・リハビリテーション医学的なものの見方・センスを身につけることができる。 肢体不自由と関連する主な疾患について、それぞれの病態と医学的治療を理解することができる。 肢体不自由について正しい知識を得ることにより、障害に対し偏見をもたないようになる。 |
授業のながれ |
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肢体不自由児総論@概念 肢体不自由児総論A身体機能の発達 運動機能と姿勢保持 脳性麻痺(1)脳性麻痺とは、疫学、脳性麻痺の原因 脳性麻痺(2)障害型とその特徴、診断 脳性麻痺(3)機能的評価法 脳性麻痺(4)合併症・依存症(視知覚認知) 脳性麻痺(5)合併症・併存症(言語コミュニケーションと摂食嚥下機能) 脳性麻痺(6)整形外科的治療 二分脊椎:病理 筋ジストロフィー:病理 重症心身障害児 その他:骨系統疾患/手足の先天奇形/先天性股関節脱臼 その他:ペルテス病・先天性多発性関節拘縮症 リハビリテーション:乳幼児期/学童期 まとめ:医療と教育の連携 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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1.授業の進め方、推薦図書、テスト方法の詳細については、最初の講義の時に説明する。 2.講義中の私語・飲食は絶対禁止。 ケータイの電源を必ず切っておくこと。 3.講義中の積極的な質問を歓迎する。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 「肢体不自由」「障害児」に関わる情報を日ごろからキャッチし、知識を蓄える。 | 5 |
事後 | 「肢体不自由」に関連する書籍を読む。 | 5 |
事後 | 「肢体不自由」があっても社会で活躍した人について、書籍を読む。 | 5 |
事後 | 肢体不自由児の支援方法について、自分で考えてみる。 | 5 |
本科目の関連科目 |
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「子どもの保健A、B」、「子ども発達学A、B、C、D」、「知的障害児の生理・病理」、「病弱児の心理・生理・病理」の受講を薦める。 |
成績評価の方法 |
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定期試験は「筆記試験」を基本とする。テキスト等の持ち込みは不可だが、基本的な内容を問う。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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