科目名 乳児保育論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 吉田 房枝

テーマ
乳児保育は保護者の就労と関わって変化してきていること、一人では生きていくことの出来ない乳児の中に大切な人間としての育ちがあることを理解する。

科目のねらい
<キーワード>
主体としての育ち  一人ひとりの育ち
応答的共感  安全:生命保持
共育て

<内容の要約>
乳児保育の変遷は保護者の働き方と大きく連動して発展していく。社会的背景を理解し、保護者への共感を持つ。一人では生きていくことの出来ない乳児の中に主体としての育ちをみいだし、人間の発達の可能性に気づく。発達とは出来るようになることだけではなく、出来ることによって自由が拡大されることを理解し、人間の育ちを学ぶ。具体的にその援助を活動として計画・指導できるようにする。(保育士経験を持つ教員が、乳児保育の理論と実際に関する講義をおこなう。)

<学習目標>
主体としての乳児の存在を理解することが出来る。
乳児期の発達を理解し一人ひとりが求めている援助に応じた保育が出来る。
乳児にとっての人や物の環境の大切さを理解し、子どもが自発的に意欲的に関われる環境を整えることが出来る。
乳児にふさわしい生活やあそびの体験や活動を計画することが出来る。
働く保護者への理解を深め、共に育ち合う仲間として大人同士の連携をはかることが出来る。

授業のながれ
オリエンテーション
乳児保育の歴史と社会的背景
乳児の発達と保育
乳児の実際の1日の流れ
0歳児の発達と保育
1歳児の発達と保育
2歳児の発達と保育
乳児の春の計画
乳児の夏の計画
乳児の秋の計画
乳児の冬の計画
異年齢保育の中での乳児の育ち
保育者、保護者など大人同士の連携
これからの乳児保育
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
生まれたての赤ちゃんは抱っこするのも怖いと思うほど小さくか弱い存在なのに、初めてするくしゃみ、初めてするあくびなど周りの大人はその人間らしい仕草に無条件に癒されます。初めて見る赤ちゃんに感じた気持ちを覚えておいてください。そんな小さく頼りない存在の中にある人間のもつ偉大さを見出し、人間の素晴らしさをあかちゃんに学びましょう。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義資料の準備と資料内容についての予習 15
事後 毎時間の講義の復習 15
事後 課題図書の購読と課題レポートの作成 20

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
期末試験50%、授業内でのレポート、課題など50%

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>横井喜彦・伊藤なをみ・布施佐代子 <テキスト名>年齢別保育実践講座 0・1・2歳児 <出版社>かもがわ出版



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