科目名 理科研究

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 水野 暁子

テーマ
科学の楽しみ:見えないものを見る。(小学校理科で学ぶことを中心に、自然を理解する科学の楽しみを味わう。)

科目のねらい
<キーワード>
自然  科学
理科  実験
観察

<内容の要約>
当たり前のように思っている身近な自然を、改めて科学の目で見直すことによって、小学校の理科教育で大切なことは何かを考えられるようにする。小学校理科の授業を自分で工夫することができるための基礎的な知識や技術を身につけ、安全面での配慮もできるようにする。

<学習目標>
理科教育で大切にしたいことを考えることができる。
自然と付き合うことや科学を学ぶことの意義を考えることができる。
身近な自然と付き合うことができる。
見えないものを見るための方法を知り、考えることができる。
実験や観察の工夫ができる。

授業のながれ
科学は誰のもの?:はかることと科学:科学の基本である測定について、計測器の歴史から学んで、考える。
重さと力:バネ秤を作製し、重さや力の法則を発見する。グラフに表すことも学ぶ。
重さと力:てこの原理を学び、重さや力の法則を発見する。
バネとてこ:法則の限界を知る。法則を見やすい実験を工夫する。
混ざると溶ける:混合と溶解の違いを利用した分析を行う。
混ざると溶けると融ける:混合・溶解・融解の違いを学ぶ。併せて、分子の存在やその運動について学ぶ。
動物の体の中を見る:覆われているから見えないものを見る。煮干しの解剖を行い、脊椎動物の構造を学ぶ。
動物の進化を考える:脊椎動物の骨格を中心に学ぶ。
地面の上と地面の下を見る:植物の根や土壌生物を見る。ルーペや顕微鏡の使い方を学ぶ。
植物の体を見る:種子の工夫を見る。種子のモデルを作成する。
植物と菌類の体を見る:水の通り道を見るて、植物と菌類の違いを知る。
天と地を見る:天動説から地動説へ。法則の発見の歴史を学ぶ。
空気と水を見る:空気や水についての簡単な実験を行う。また、気圧や湿度について学ぶ。
電気を見る:乾電池と豆電球を直列や並列に繋いだ時の豆電球の明るさを観察し、電気回路の基本について学ぶ。
電気と磁気を見る:電気を通すもの・磁石にくっつくもの探し&磁界を見る。電気と磁気の共通点と相違点を理解する。

準備学習の内容・学ぶ上での注意
@ 授業中のスライドのファイルを nfu.jp のスタディに置いておきますので、ご覧下さい。ハイパーリンク先のサイトを自分で学習するとよろしいです。ただし、外部のサイトの写真や図などを勝手に流用してはいけません。A 学問は最高の遊びです。楽しく学びましょう。毎回、考えたり実験したりしたことをレポートしてもらいます。五感を総動員し、想像をたくましくし、よく考えましょう。面白いレポートは次回に紹介します。他の人たちの考えたことからも学びましょう。また、実験や観察の技術も身につけましょう。B 安全に注意! 注意事項も授業中にお話しします。

事前事後 学習内容 時間数
事後 実験や観察、考察の振り返り 10
事後 参考文献の学習 10

本科目の関連科目
理科教育法、自然科学の世界

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
実験や観察の目的、方法、結果、考察がしっかりと書かれていること。既に学んだこととの関連や、これからの学びの拡がりを想い描けること。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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