科目名 専門演習T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 小國 和子

テーマ
フィールドワーカーとしてのセンスとスキルを養う 〜身近な異文化理解から、世界の開発課題まで〜

科目のねらい
<キーワード>
フィールドワーク  異文化理解
国際協力、MHM(Menstrual Hygiene Management)  インドネシア
農村

<内容の要約>
本ゼミでは、大きく二つの軸があります。一つ目はフィールドワーク教育、二つ目はテーマ別研究です。ゼミでは、この二つを軸に、文化人類学的なフィールドワーク調査方法を身につけ、各自が自分の関心ある研究テーマを見つけ、3−4年の間に、フィールドワークにチャレンジすることを技術的に支えます。教員は、「ものの見方」を教えますが、フィールドワークは自分で計画から行うプロセスが重要です。他者のリアリティに近づくことで、「わたし」を再発見してください。 また、フィールドワークや研究方法を学ぶ手立てとして、3年次は共通テーマで全体としての活動を行います。一つには「月経を語ろう」プロジェクトと題して、日本や諸外国の月経文化について調べ学習を行い、身近な場所でのフィールドワークや聞き取りにもチャレンジする予定です(テーマは、メンバーの顔触れに応じて検討予定)。これら共通テーマ学習を通じてフィールドワークのエッセンスを学びながら、関心のある本を読んだりして、自分自身の研究テーマを探していきます。 また、夏期休暇中にフィールドワークにチャレンジして国際フィールドワークV(2単位)を取得することを奨励します。教員がインドネシアで行う調査の一部に同行することも可能です。 得たデータを活用して次年度に「卒業研究」を受講して卒業論文を書くことを想定しています。そのための指導を行いますので、卒業論文を書く意欲のある人を歓迎します。
<ふくし・マイスター養成のための地域志向科目>

<学習目標>
新聞を読み、国内外の時事について広く知識を深めたうえで、事実に基づいて、自分の意見を持つことができる。
文献を批判的に読解し、総合的に分析することができる。
途上国の農村開発や特定の地域づくりに必要な基礎知識を身につけることができる。
身近なテーマでフィールドワークを計画・実施し、記録をとって考察することができる。

授業のながれ
ガイダンス(前期の予定、年間計画、課題図書、担当分担など)
ニュース深読み、基本文献の購読とディスカッション1
ニュース深読み、基本文献の購読とディスカッション2
ニュース深読み、基本文献の購読とディスカッション3
ニュース深読み、基本文献の購読とディスカッション4
ニュース深読み、基本文献の購読とディスカッション5
フィールドワーク(リモート含む)実践へ
フィールドワークの手順と方法
記録・分析・報告
ブレーンストーミングとKJ法1
ブレーンストーミングとKJ法2
様々なフィールドワーク(文献より)
様々なフィールドワーク(文献より)
個人の夏季フィールドワーク計画
フィールドワーク計画発表

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・本演習受講者は、新年度開始前(2024年4月の最初の授業まで)に、教員の提示する基礎文献を読んでレポートを作成する事(文献リストは別途提示する)。 ・毎週着実に文献を読み進める地道な努力ができること。 ・自ら積極的に考え、発信し、ゼミ運営にかかわること。 ・長期休暇中に、自らの立てたフィールドワーク計画に基づいて現地調査を実施すること。 ・4年次の論文執筆を念頭に置いてテーマ検討につながるような体験を重ねること。

事前事後 学習内容 時間数
事前 授業での学習内容の準備 1
事後 授業での学習内容の振り返り 1

本科目の関連科目
異文化理解:文化人類学の基本的な考え方を理解する。開発人類学:フィールドワークを方法論とする開発のとらえ方を学ぶ。 開発ソーシャルワーク演習U(Tとは違う科目です!)実践的な調査力を身に着ける。上記3科目を受講することを念頭に本ゼミを行う。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 30%
授業内でのレポート・課題等 70%
その他  0%
ゼミ運営へのコミットメント(企画立案、進行など事務的な役割分担含め)と、 文献講読・個人テーマなど各課題についての準備と発表、 前期、後期の書評レポート、フィールドワーク計画書、フィールドワーク実施報告書などのアウトプットを通じて評価を行う。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



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