科目名 福祉社会開発

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 砂原 美佳

テーマ
社会福祉をとおして、開発をめぐる行政の役割や公共サービスについて考える。

科目のねらい
<キーワード>
社会的セーフティネット  くらしとリスク
共生  ガバナンス

<内容の要約>
グローバル化が進む中、私たち一人ひとりがどのように国際社会に関わっているかを考えることは重要な課題です。コロナ禍においては、「貧困」、「公衆衛生」、「教育」をめぐる政策は全世界の人々が注目する課題となりました。これらはまさに「福祉社会開発」が取り扱うテーマです。本授業は、 (1)「社会開発」の一環としての「福祉」、(2)「福祉社会」の実現に向けた「開発」という2つの側面から「福祉社会開発」をめぐる課題について考えます。(1)については、日本の社会保障制度の仕組みを歴史を振り返りながら理解します。また北欧諸国の取り組みについても紹介します。(2)については国際開発の文脈の中で、福祉がどのように扱われてきたかについて学びます。後半は、受講生それぞれの課題を深めていきます。<ふくし・マイスター養成のための地域志向科目>

<学習目標>
人間の安全保障の側面から、国際協力についての捉えなおすことができる。
日本における社会福祉開発について理解することができる。
文化や価値観について多面的に捉える視点を得ることができる。

授業のながれ
イントロダクションー授業の進め方、参考文献など
福祉の担い手は誰?(1) 個人の責任、政府の役割について考える
福祉の担い手は誰?(2) スウェーデンのくらしと福祉
日本の社会保障制度(1) 日本のくらしと福祉
日本の社会保障制度(2) 日本の現行制度について学ぶ
国際協力と福祉(1) 社会開発の視点
国際協力と福祉(2) スウェーデンにおける福祉と国際協力(国内福祉の延長にある国際協力の考え方)
国際協力と福祉(3) 事例検討
国際協力と福祉(3) 事例検討
グループ・個人演習
グループ・個人演習
グループ・個人演習
発表
発表
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
前半で理論の解説、中盤から後半にかけては、担当教員の法分野の国際協力やスウェーデンでの経験を共有し、受講者の問題関心に引き寄せた事例の検討を行います。日頃から、社会福祉や開発に関するニュースなどにアンテナを立て、積極的に情報収拾を行なってください。必要に応じて、参考文献や資料を紹介します。

事前事後 学習内容 時間数
事後 任意課題やレポートに取り組む。 15

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 40%
授業内でのレポート・課題等 60%
その他  0%
詳細は、第1回目の講義でお話しします。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



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