視覚障害者支援論

科目名	視覚障害者支援論

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	1	前期開講	星野　史充

テーマ

視覚障害者の正しい理解に基づいた合理的な支援

科目のねらい

＜キーワード＞
視覚障害　　障害特性
さまざまな支援　　共感的理解
合理的配慮

＜内容の要約＞
視覚障害者とそれを取り巻く社会について理解し、支援のための方法、技術、制度、社会資源などを学び、今後一層進められるノーマライゼーション社会において有為な人材となることを目指します。自らが視覚障害者である講師が、最新の話題、支援テクノロジー、視覚障害者となって経験したエピソードなどもお話しします。

＜学習目標＞
視覚障害者の不便さと必要な支援を理解し、課題解決のための提案ができる。
当事者の心に寄り添い、個別のニーズに対して支援プランを考えることができる。
関連する社会資源について理解し、当事者に情報提供できる。
支援テクノロジーの情報を収集し、最新のシステムを活用した支援を考えることができる。
専門家との連携の意義を認識し、支援のためのネットワークを構築することができる。

授業のながれ

序論１　ケーススタディ１～私が受けた支援・今も受けている支援
序論２　ケーススタディ２～能登半島地震、視覚障害者に必要な支援とは
視覚障害１　見えない世界を知る～全盲（特性、原因、心理…）
視覚障害２　見えづらい世界を知る～弱視/ロービジョン（特性、原因、心理…）
視覚障害３　支援の種類を知る～直接・間接の支援いろいろ、…
支援１　医学的アプローチ～眼科、ロービジョンクリニック…
支援２　福祉制度～人的、経済的、社会インフラ…
支援３　教育制度～特別支援教育、統合教育…
支援４　支援テクノロジー～情報補償システム、情報のユニバーサルデザイン
支援５　視覚リハビリテーション１～日常生活、白杖歩行、点字、ロービジョン…
支援６　視覚リハビリテーション２～職業的リハビリ、職業訓練
支援７　雇用～雇用の機会、一般就労、福祉的就労…
支援８　情報提供施設、社会福祉施設…
支援９　当事者団体、ＮＰＯ、ボランティア…
支援１０　近未来予想～再生医療、ICT社会への期待　　｜　　結論　望ましい支援とは～誰もが住みやすい社会の形成

準備学習の内容・学ぶ上での注意

毎回、テーマに関して考察して、レポートを提出してもらいます。レポートはｎｆｕ．ｊｐで提出（初回授業で説明）。

事前事後	学習内容	時間数
事後	レポート提出、授業の振り返り	7.5
事前	次回予習（2回目以降、授業中に講師が指示）	7

本科目の関連科目

障害者福祉論　障害者心理学　障害者コミュニケーション

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	40％
授業内でのレポート・課題等	60％
その他	0％

毎回、授業後にレポートの提出を求めます。毎回のレポートと、期末試験（レポート）で成績を評価します。

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）