科目名 | 保育方法論U |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 後期開講 | 松山 有美 |
テーマ |
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保育実践における保育方法@身体化された習慣としての保育A意図的な保育を創る見通しB情報機器の利用方法 |
科目のねらい |
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<キーワード> 保育方法の基本的視点 あそび 行事 活動領域 クラス運営 保育形態 <内容の要約> 保育方法論Tの履修が終わっていることを前提に本授業を行う。乳幼児期の育ちや生活の特徴に即し、保育の基本(理念・内容・方法)を踏まえ、その場その時に応じた保育方法を考える。保育のカリキュラム構造を理解しつつ、保育内容・方法を具体的な保育場面として創造できるようになる。とくに近現代社会に特徴的な特別支援や家族支援などの保育の実際を知る。加えて、諸外国の保育実践を参照しながら、日本の保育制度内で生成されている保育内容・方法について考える際の視覚を増やし、無意識に実践されている振る舞い(身体技法としての保育方法)を、より意識的・多角的に考えられるように努める。実際の保育実践における映像や実践記録から、多様な保育形態、保育内容、保育方法を知り、自分のしたい保育についてグループワークを通してイメージしつつ、自ら保育実践を創造していく基礎を養う。個別にみえる保育実践も、特別な状況に応じる一回性をもった実践でありながらも原理的には普遍的な保育理念に貫かれていることを理解していく。 <学習目標> ・学校教育とは異なる保育のカリキュラム構造を理解し、保育内容・方法を具体的な保育場面として構築できる ・保育場面/生活の一部として現われてくる各領域のつながりが理解できる ・園生活を運営する上で、子どもの仲間集団をどのようにつくるのか、あそびや行事をどのように捉え保育を見通すのか、これまでの保育実践を手がかりに考えることができる ・個と集団の組織のしかたを考えることができる (一人ひとりの成長と仲間集団のつながりの変化) |
授業のながれ |
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1.保育園・幼稚園における保育実践研究−はじめに 2.子どもがイニシアチブをもつ保育− 「学力」を伸ばす条件 【フィンランド保育園】 3.日常生活の場を創造する空間へ − 保育の物的環境と人的環境 【レッジョ・エミリア】 4.誰もが豊かで文化的な生活を− すべての子どもという射程 【フランスの乳児保育】 5.多様な保育メソッド −フレーベル・モンテッソリー・ピアジェなど【ミネソタの保育環境】 6.歳児別保育と異年齢保育−子どもが群れで育つ意味【ドイツの保育映像】 7.特別支援の保育方法−子ども自身の困り感によりそう保育【日本の療育場面の映像】 8.自分たちで保育方法を考える@−0歳児の実践記録とグループワーク 9.自分たちで保育方法を考えるA−1歳児の実践記録とグループワーク 10.自分たちで保育方法を考えるB−2歳児の実践記録とグループワーク 11.自分たちで保育方法を考えるC−3歳児の実践記録とグループワーク 12.自分たちで保育方法を考えるD−4歳児の実践記録とグループワーク 13.自分たちで保育方法を考えるE−5歳児の実践記録とグループワーク 14.情報メディアの活用について 15.まとめ−保育実践における保育方法の創造 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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1.本講義は、「保育方法論T」を受講していることが履修の前提となる。 2.配布されるレジュメは各自保存し、毎時講義の際に持参する。 3.保育所保育指針および幼稚園教育要領も使用する。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 講義資料の準備と資料内容についての予習 | 15 |
事後 | 課題図書の購読と課題レポートの作成 | 20 |
本科目の関連科目 |
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保育職論 保育方法論T 保育内容 |
成績評価の方法 |
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テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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