科目名 地域研究プロジェクトT

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 田上 敦士

テーマ
身近な地域(経済主体)を分析し、経済人(ホモ・エコノミクス)としての行動の初歩を考える 授業のねらい

科目のねらい
<キーワード>
アクティブラーニング、フィールドワーク、グループワーク、  地域、地域経済、地域社会
商業、製造業、サービス業  小売店主、中小零細企業、オーナー、社長
大須、円頓寺、各地の商店街。身近な商店街

<内容の要約>
私たちの身近な経済活動の表象として商店街の活動に着目し、その経済・経営活動を分析する。グループワークとフィールドワークを実践することにより、座学を自分なりに身に着いた智恵に昇華する。

<学習目標>
身近な経済活動を観察し、自らその課題を発見できる。
身近な経済活動を観察する中で、経済理論の視点でその事象をとらえる事ができる。
経営者の視点から、その経済活動を分析し改善案を考案できる。
社会の変化の中で、身近な地域社会がどのように変化したのか、理解し自分の言葉で説明できる。
フィールドワークとグループワークを経験し、他者との関わりあいの仕方について、自分なりに理解し実践できるようになる。

授業のながれ
1はじめに 授業の決まりと、「地域」「経済」「商店街」について
2大きい視点と小さい視点から社会と地域を考える:日本経済の歩みを通して、社会の変容を考える。
歴史から見る商店街 大過去、中過去、小過去
「商店街」の変容@。下駄ばきの買い物から、自動車で。そして観光目的としての商店街。最寄り品から買回り品への変化
「商店街」の変容A。祝祭の場所としての商店街。GMSの商店街化
事例研究@大須商店街。門前町、娯楽の町、衰退。復活と巨大な商圏をもつ商店街へ。埋没と復活。
事例研究A大須商店街の2。祝祭の場所としての商店街から、若者の街へ。非日常から日常へ。関係人口から交流人口へ
事例研究B円頓寺商店街。街道沿いの商店街。通勤客の利用する街。鉄道網の変化とその理由。買い物をする町。現状と過去。
事例研究C円頓寺商店街の2。復活の軌跡。大人の街としての魅力の発掘と発信。訪問する町。滞在する町。
フィールドワーク:体験と取材。 まず、歩き、そして地域の方にお話を伺う
フィールドワーク:取材と考察。 伺ったお話を身近なところで考え、議論し、考察を深める
グループワーク:ふりかえりとまとめ 4名程度のグループでFWの成果を授業と照合する。
グループワーク:発表と相互評価@ 見つけたこと、考えたことを発表し相互に評価しあう
グループワーク発表と相互評価A 見つけたこと、考えたことを発表し相互に評価しあう。
おわりに まとめと今後の展望 過去の話ではなく、将来の自分自身の経済活動として考える

準備学習の内容・学ぶ上での注意
フィールドワークのため、学外に出ます。日程を調整しますが、その時間の確保が必須です。 フィールドワークやグループワークで、理解を深めていきます。また通常の講義でも、学生と教員相互、学生相互の討議を積み重ねながら、理解を深めていきます。教員からの希望 難しい事は望みませんが、率直に疑問を感じる態度、なぜなんだろうと考える姿勢、相互に良い影響を与え合う姿勢を重視します。授業中にも疑問を感じたら積極的に発言してください。/私語等他の履修生の迷惑となる行為に対しては、履修資格の剥奪を含め厳格にされたい。/また、講義終了後には講義内容を各自でまとめられたい。事前事後学習に各講60分程度を要する。

事前事後 学習内容 時間数
事前 シラバスに従った予習 1
事後 講義内容に従った復習 1
事前 FW対象地域の調査(ネットなど) 1
事後 FWのおさらい・ヒアリングノートの整理など 1

本科目の関連科目
経済学・経営学関連科目全般(とくに都市経済学I,II、スポーツと地域社会、経済史I、地域経済論、社会調査法I,II)

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
講義内で複数回ミニレポートを課し、 期末試験とあわせ評価を行う。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



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