科目名 経営組織

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 3・2 前期開講 藤井 英彦

テーマ
社会・組織・個人の関係について学び、組織を客観的に見る視点を身につける。

科目のねらい
<キーワード>
組織構造  コミットメント
意志決定  リーダーシップ
モチベーション

<内容の要約>
社会には様々な組織が存在しています。私たちはそれらの組織と関わりを持ちながら社会生活を営んでいます。組織は社会から様々な影響を受け、それに対応しています。同時に、組織の構成員に対して様々な影響を与える存在でもあります。一方、組織は組織に属する構成員によって成り立っています。組織について理解するためには、社会と組織との関係、組織の特徴、それを構成する人の特性について理解する必要があります。本科目では、組織に関する経営学の諸理論を学び、自分の関わる組織を客観的に見る視点を身につけ、議論できる知識の習得を目標とします。

<学習目標>
経営組織に関する諸理論について説明できる
経営組織に関する新聞記事を読み、内容を理解し、意見を文書でまとめることができる
経営組織に関するケーススタディに対して自分で考え、意見を文書でまとめることができる
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授業のながれ
ガイダンス:経営組織とは
経営学と経営組織:科学的管理法、ホーソン実験、人間関係論、古典的管理法
モチベーション1:動機づけ、欲求階層説、内発的動機づけ
モチベーション2:期待理論、有意性
組織コミットメント1:コミットメントの種類
組織コミットメント2:見えざる出資、企業特殊スキル、離職
ビジネス・コミュニケーション:方向と手段、口コミ、ナレッジ・マネジメント、異文化コミュニケーション
意志決定と合意形成:満足化意志決定、ヒューリスティックス、バイアス、統合的交渉、協調的問題解決
キャリア・マネジメント1:客観的キャリアと主観的キャリア
キャリア・マネジメント2:自立的キャリア、エンプロイヤビリティー
ケーススタディ1:個人作業・グループ討議
ケーススタディ1:個人作業・グループ討議
組織市民行動:役割外行動、自己裁量的個人行動、宣言的知識と手続き的知識
組織ストレス1:ストレッサーとストレイン
組織ストレス2:モデレーター、コーピング、ソーシャル・サポート
組織マネジメント:組織均衡論、限定合理性、道徳的創造性、組織構造
チーム・マネジメント:クロス・ファンクショナル・チーム、バーチャル・チーム、セルフマネジング・チーム、チーム思考
リーダーシップ:資質論、行動論、コンティンジェンシー理論、交換型リーダーシップ、変革型リーダーシップ
組織学習:アンラーニング、ルーティン、知識創造、実践共同体
ケーススタディ2:個人作業・グループ討議
ケーススタディ2:個人作業・グループ討議
組織改革:組織改革の3段階プロセス、フォース・フィールド分析、変革のエージェント、組織改革への抵抗、ソーシャル・サポート
組織文化:基本的仮定、強い文化、定着メカニズム、下位文化
組織的公正:分配的公正、手続き的公正、相互作用的(対人的)公正
組織社会化:組織社会化、職業的社会化、文化的社会化、役割的社会化、社会化エージェント
課題映画:舟を編む
ダイバーシティ・マネジメント:ダイバーシティ、統合、社会的カテゴリー、統計的差別
プロフェッショナル・マネジメント:専門職制度、準拠集団、ローカル、コスモポリタン、二重のロイヤリティ
ケーススタディ3:個人作業・グループ討議
ケーススタディ3・まとめ:個人作業・グループ討議

準備学習の内容・学ぶ上での注意
授業には必ずテキストを持参してください。テキストを使用して授業を行います。毎回授業中に課題を出します(課題の提出をもって出席とします)。授業中に新聞記事、ケーススタディを用いたグループ討議を行います。中間レポート(4000字程度)を課します(具体的な内容は授業中に指示します)。

事前事後 学習内容 時間数
事前 テキストの予習 15
事後 テキストと自分のノートを用いた授業の復習 15

本科目の関連科目
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成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
授業内での課題(ケーススタディ含む)、中間レポートと期末試験の合計が60点以上の場合に、単位を付与します。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>開本浩矢 <テキスト名>ベーシック+(プラス)組織行動論 <出版社>中央経済社



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