科目名 人間関係論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 1 前期開講 山田 理恵

テーマ
人間関係では、他者と信頼し合える良好な関係を築き継続できること、多様な背景を持つ人や複雑な状況に置かれた人を理解し関わることの重要性を学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
人間関係の形成  自己への気づき
コミュニケーション  社会的相互作用
治療的関係

<内容の要約>
人間関係を形成するためには、自己を理解し、他者を理解する必要がある。人間関係の側面から、人の発達と成長の基本的理論を学び、コミュニケーションの基礎と方法について学習する。具体的には、社会的相互作用において人間発達と人間関係を捉えるために、人間発達、コミュニケーション、家族、集団・社会心理に関する理論を学ぶ。そして、患者―看護師関係においては、信頼に基づく関係の構築、その関係を支える治療的コミュニケーション、看護実践における自己への気づきの重要性を理解しロールプレイやディスカッションで深める。

<学習目標>
人間発達、コミュニケーション、家族、集団・社会心理に関する理論が理解できる。
社会的相互作用において人間発達と人間関係を捉えることができる。
治療的な患者―看護師関係とそれを支える治療的コミュニケーション技術について説明できる。 @ 治療的関係と個人的関係を明確に区別できる。 A 看護実践における自己への気づきの重要性を理解することができる。 B 看護師―患者関係の発展段階を理解することができる。

授業のながれ
オリエンテーション 人間関係基礎論(1)人間関係とは何か。対人関係の維持や葛藤を学ぶ。自己と他者の認知。  p3-40
人間関係基礎論(2)態度と対人行動の関係を体験から学ぶ。  p42-75
人間関係をつくる理論と技法(1) コミュニケーションを理解する。心理療法やカウンセリングの理論を学ぶ。 p82-121
人間関係をつくる理論と技法(2) 対人援助職のセルフケアについて考察する。コーチングやアサーティブコミュニケーションを学ぶ。 p.126-154
保健医療における人間関係(1) チーム医療と多職種連携を理解する。p.162-180
保健医療における人間関係(2) チーム医療と多職種連携を理解する。p.184-219
保健医療における人間関係(3) 臨床の事例を通じて看護師が患者と家族や地域との対人関係と役割について考察する。p.224-270
まとめ
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準備学習の内容・学ぶ上での注意
各講義で扱う教科書のページ数やテーマが示してあるので、必ず事前に読んでくる。授業はメモを取り、授業後は学んだところを復習しながら自分のノートを作成する。 授業には積極的に参加し、質問、意見、感想をのべる。

事前事後 学習内容 時間数
事前 提示された教科書の内容を予習する。 4
事後 授業内での内容を復習しまとめる。 4
事前 提示された課題により予習する。 2
事後 提示された課題により理解を深める。 2
事後 小テストを実施し学習内容の理解を深め知識とする。 2
事後 定期試験勉強として全体の系統的理解と学びを深め知識とする。 10

本科目の関連科目
看護学、心理学、社会学、コミュニケーション論、人間発達論、人類学、哲学

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  0%
@定期テスト60%,A毎授業後提出のレポート(課題、質問、意見、感想)40% @A(定期テスト,レポート,授業態度)合わせて60点以上を合格、60点に満たないものは不合格とする。 上記60点に満たないもので、やむを得ない理由(大学規定に基づく理由)で小テストを1回欠席したものについては、状況を審査の上で、再試験を認める。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>石川ひろの <テキスト名>人間関係論 <出版社>医学書院



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