権利擁護と成年後見

科目名	権利擁護と成年後見

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	2	通年開講	鷲野　林平

テーマ

ソーシャルワーカーとして、判断能力の不十分な認知症高齢者や知的障がい者、精神障がい者等の権利を代弁する役割、手段・方法について、日本国憲法の基本原理、民法、行政法、社会法等の関わりの中で理解する。

科目のねらい

＜キーワード＞
代弁（アドボカシー）　　最善の利益（ベスト・インタレスト）
権利擁護　　身上監護
財産管理

＜内容の要約＞
認知症高齢者、知的障がい者、精神障がい者等の判断能力が不十分な方々の権利擁護を考えるにあたり、日本国憲法の下に存在する様々な法律の関わりがあることを知り、また、成年後見制度、虐待防止法等の権利擁護の法制度が複合的な支援システムとして位置づけられていることを明らかにしていく。さらには、関係機関の役割、具体的な事例を通して、権利擁護の現状と課題について理解する。

＜学習目標＞
日本国憲法の基本原理、民法等の関わりの中で権利擁護について説明できる。
権利擁護の複合的な支援システムについて説明できる。
権利擁護の実践等の現状について把握し、課題についての改善策の提案ができる。

授業のながれ

第1講　法の基礎
第2講　ソーシャルワークと法の関わり（1）－憲法－
第3講　ソーシャルワークと法の関わり（2）－民法①－
第4講　ソーシャルワークと法の関わり（3）－民法②－
第5講　ソーシャルワークと法の関わり（4）－行政法－
第6講　権利擁護の意義と支える仕組み（1）
第7講　権利擁護の意義と支える仕組み（2）
第8講　権利擁護活動で直面しうる法的諸問題
第9講　権利擁護にかかわる組織・団体・専門職
第10講　成年後見制度（1）
第11講　成年後見制度（2）－法定後見制度－
第12講　成年後見制度（3）－任意後見制度－
第13講　成年後見制度（4）－成年後見制度の最近の動向－
第14講　成年後見制度（5）－成年後見制度利用支援事業－
第15講　成年後見制度（6）－日常生活自立支援事業－

準備学習の内容・学ぶ上での注意

教材内には確認テスト、小テストが設けられています。小テストは、80％以上の正答率で合格となります。

事前事後	学習内容	時間数
事前	関連分野の書籍を手に取ってみる。	10
事後	オンデマンドと講義資料をもとに復習する。	15
事後	興味をもった講に関して学習を深める。	10

本科目の関連科目

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	100％
授業内でのレポート・課題等	0％
その他	0％

すべての講義コンテンツを視聴し、すべての小テストに合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A（100～80点）、B(79～70点)、C（69～60点）を合格、D（59点以下）を不合格とする。

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）