科目名 コミュニティマネジメント2014

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 1 通年開講 生江 明

テーマ
内外の様々なコミュニティ・マネジメントの事例を通して、コミュニティとは何であるのか、そしてそのマネジメントとはいかにあるべきなのかを考察する。日々新たにコミュニティを生み育てるためのテキスト

科目のねらい
<キーワード>
コミュニティ  マネジメント
社会資源

<内容の要約>
 この科目では、内外の様々なコミュニティ・マネジメントの事例を通して、コミュニティとは何であるのか、そしてそのマネジメントとはいかにあるべきなのかを考察する。社会的存在である人間たちが、そのより良き人生の実現のために自然と社会資源をいかに組織化し、豊饒化していくかというプロセスは、行政サービスの客体としての人間ではなく、コミュニティのマネジメント主体としての人間たちを、これらの事例の中に、そして、その社会哲学の中に、見出すことになるだろう。それはコミュニティのお客ではなく担い手としてコミュニティを新たに生んでいくプロセスを学ぶこと。 

<学習目標>
コミュニティの基礎概念を説明し、地域コミュニティの課題を分析することができる。
コミュニティとは、異なる考えや価値意識を持つ人々が、それでも共有の社会を生み出して行こうとするところに生まれるものであることを理解することができる。
マネジメントとは、異なる発想が対立を生むのではなく、多様性を社会の力に変える人々の営みを示すものであることを理解し、相互のコミュニケーションを活性化することができる。

授業のながれ
単元T コミュニティとマネジメント第1講 地域と地域社会
第2講 日本のコミュニティ
第3講 世界のコミュニティ
第4講 ローカル・ガバナンス
第5講 コミュニティ・マネジメント
第6講 添削課題
単元U 開発の歴史と理念第7講 開発の理念と歴史
第8講 近代化とコミュニティの解体・再編
第9講 集権と分権のジレンマ
第10講 開発の中のコミュニティ ―コモンズ 社会化される資源
第11講 開発の中の貧困・環境・女性
第12講 添削課題
単元V 事例と課題(日本)ここで学ぶもの第13講 おんなたちのコミュニティ おとこたちのコミュニティ
第14講 コミュニティ型組織「NLO」
第15講 むらづくりのルール、ツール、ロール
第16講 災害と地域社会
第17講 無縁社会・孤独死と地域社会コミュニティ
第18講 コミュニティの社会的経済手法
第19講 添削課題
単元W 事例と課題(海外)第20講 ひとびとの暮らしの向上とコミュニティ開発 ―真のニーズと生活資源そしてコミュニティ
第21講 コミュニティ開発と地方行政
第22講 資源のコミュニティ・マネジメント
第23講 コミュニティを育てる資源と資源を食べるコミュニティ  ―「環境と貧困」連関メカニズム
第24講 未来の共有とコミュニティ ―カンボジア村人立小学校
第25講 上海民工小学校とネットワーク・コミュニティ
第26講 コミュニティの伝統的マネジメントから学ぶ その1) ―ケニア・マラクウェット人コミュニティとコミュニティ・マネジメント
第27講 コミュニティの伝統的マネジメントから学ぶ その2) ―ケニア・マラクウェット人コミュニティと潅漑マネジメント
単元X 地域社会公益とコミュニティ・マネジメント
第29講 プロセスの公共性と公共性のパラダイム転換
第30講 添削課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができます。添削課題は80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 関連分野の書籍を手に取ってみる。大学での学びは知識を高めるというよりも、深めること。 10
事後 添削課題に取り組む 8
事後 興味をもった講に関して学習を深める。参考文献を図書館で探し、読んでみよう。 10

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>生江明,斎藤友之,阿比留勝利,富田祥之亮,柿崎芳明,山田恭稔,三好亜矢子,原田忠直,喜田清 <テキスト名>コミュニティマネジメント <出版社>本学オリジナル



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