科目名 | 聴覚障害児の心理・生理・病理 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 前期開講 | 中嶋 理香 |
テーマ |
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聴覚障害児の心理と言語・コミュニケーションの課題を理解し、指導・支援するために必要な基礎知識を学ぶ。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 聴覚障害 聴力検査 補聴器・人工内耳 手話、言語・コミュニケーション 言語発達と言語指導、障害認識 <内容の要約> ・本授業では、聴覚の心理・生理・病理の基礎知識を学び、聴覚障害児のコミュニケーションにかかわる諸問題を理解することができる。 ・聴覚障害児は、手話を使用するろう児、補聴器・人工内耳を有効活用する難聴児など、様々である。聴覚障害児のきこえとことばの課題について理解し、将来、教員として学校で指導・支援する際に必要な知識を持つことができる。 <学習目標> 聴覚障害について理解し説明することができる。 聴覚障害児のコミュニケーションと言語発達の課題を理解し、その指導法の基礎を考案することができる。 音の物理的特性を理解し聴力検査の概要について説明することができる。 補聴器・人工内耳の基本的な知識をもつことができる。 聴覚障害児の障害認識とアイデンティティ形成の課題を理解し、自立活動で生かすことができる。 |
授業のながれ |
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イントロダクション、聴覚障害児教育の概要、聴覚障害とは?(ろう・難聴・中途失聴等)、医学モデル・社会モデル 聴覚障害児の言語の諸側面1(コミュニケーション、音韻論・形態論・統語論) 聴覚障害児の言語の諸側面2(意味論・形態論) 聴覚障害児の生理・病理(聴覚器官の仕組み・聴覚障害の概要) 音の仕組み−音の高さ・低さ 聴力検査−純音聴力検査・オージオグラムの書き方・読み方 聴力検査−語音聴力検査 聴覚障害の早期発見の取り組みと現状 補聴器の仕組みとその活用 人工内耳の仕組みとその活用 聴覚障害児の言語発達とその課題 聴覚障害児のきこえとことばの指導 聴覚障害児の認知面の課題とその指導 聴覚障害児の障害認識とアイデンティティ形成 まとめ 聴覚障害児者とのかかわり |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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・聴覚障害の生理について復習し、聴覚障害が生じる理由と聴こえにくさの理解を深める。 ・聴覚障害児の認知面の困難さを理解し、言語指導と教科指導の様々な視点を理解する。 ・聴覚障害児が音声言語を学ぶ上での良さと困難さを理解するために、聴者の学生が手話を学ぶことを通して経験する。(⇒手話を活用して「日常会話するスキル」を身に付ける。) |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 講義資料の準備と資料内容についての予習 | 15 |
事後 | 毎時間の講義の復習 | 15 |
本科目の関連科目 |
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聴覚障害児指導法 |
成績評価の方法 |
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期末試験100% |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
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