科目名 家族社会学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 小坂 啓史

テーマ
本科目のテーマは、「家族」のとらえ方について考察した上で、近代家族の成立から現代家族の現状と課題を把握し、これからの「家族」のあり方について展望していくことである。

科目のねらい
<キーワード>
近代社会と近代家族  現代家族
社会化  結婚・子育て・介護

<内容の要約>
本科目は家族をどのようにとらえるか、その視角の多様性について理解した上で、近代家族の成立に関する議論について学ぶ。さらに家族における社会化の観点から子どもや青年を、結婚の観点から婚姻と夫婦間関係について、子育ての観点から出産、育児・教育について、介護の観点から家族内介護と社会的介護について理解する。また、現代家族の諸相としての家族内暴力や障がい者家族の問題、パートナーシップの変容とセクシュアル・マイノリティの家族について取り上げ、その社会的な課題とサポートのあり方について考察していく。

<学習目標>
家族に対するの多様な視角について把握し、さまざまな家族像の成立の背景にある理論・思想について理解することができる。
社会の近代化にともなう近代家族の成立について理解し、現代家族のイメージについても相対化してとらえることができる。
現代家族の諸相と課題について理解し、その論点と対応方法について深く考察することができる。

授業のながれ
イントロダクション〜「家族」をどうとらえるか?
「家族」とは何か?そのイメージ、かたち、範囲
近代に成立した家族@:近代社会と近代家族
近代に成立した家族A:家族制度の変遷
社会化と家族@:子どもの人権・「いじめ」・貧困
社会化と家族A:青年期を生きること
結婚と家族@:夫と妻になること〜結婚
結婚と家族A:夫と妻であること〜夫婦間関係
子育てと家族@:父母になること〜出産
子育てと家族A:父母であること〜子育てと教育
介護と家族:「介護の社会化」と介護者
現代家族の諸相@:家族内暴力
現代家族の諸相A:障がい者家族
現代家族の諸相B:パートナーシップとセクシュアル・マイノリティ
「家族」のゆくえ〜範囲と変化

準備学習の内容・学ぶ上での注意
社会学の基礎的な知識を身につけておくことが望ましい。履修生は「積極的に」聴く姿勢を心掛けてほしい。私語は慎むこと。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義前の関連文献探索と講読 15
事後 毎回の講義内容の復習 15
事後 全講義終了後の試験対策 5

本科目の関連科目
社会学概論、ジェンダー論、社会科学の世界、社会福祉論など

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
定期試験期間に試験を行う(100%)。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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