科目名 日本の中の多文化

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 Kirstie祖父江

テーマ
現在日本に存在する「多文化」に焦点を当てることによって、現代日本の社会を見直していく

科目のねらい
<キーワード>
共生  多文化
文化的背景  異文化理解

<内容の要約>
日本に住んでいる外国人が年々増え、多くの自治体や市民団体の間に「多文化共生」が最近のことかのように話題になりつつある。この考え方の背景に、日本が「単一文化」の国であるという概念がある。しかし、あらゆる側面で以前から異文化を持つ者同士が日本に「共生」している。この講義を通して、日本の歴史的な多文化共生に関する政策や、以前から日本国内にいる諸々の文化的背景を持つ人たちのことを、本人の言葉などを通して学ぶ。すでに日本に存在する「多文化」に焦点を当てることによって、日本の社会を見直していく。

<学習目標>
現在の日本社会の中で、自分が一市民として自信を持って自分の果たすべき責任を果たし、どんな文化的背景を持つ人と平等で社会全体の発展に向けて取り組むことができる。
固定観念で見ることなく、あらゆる文化的背景を持つ人たちの意見を尊重し、「人間同士」として常に相手から学ぶ姿勢を示すことができる。
従来差別の対象になる人たちや社会的に地位が低くされている人たちの味方となり、そうした人たちの人権を認めるだけではなく、必要な場合には守られるための行動をとることができる。

授業のながれ
今までの日本で見る多文化共生
日本の移民政策
多文化共生の歴史
日本の中の多文化 (1) 日系ペルー人に聞く
日本の中の多文化 (2) 在日韓国人に聞く
日本の中の多文化 (3) 外国人労働者に聞く
日本の中の多文化 (4) アイヌ民族に聞く
日本の中の多文化 (5) 外国にルーツを持つ若者に聞く
日本の中の多文化 (6) 共生の事例(1) A社
日本の中の多文化 (7) 共生の事例(2) 生野コリアンタウンの多文化共生を考える
日本の中の多文化 (8) 共生の事例(3) 大須商店街の多文化共生を考える
Cultural Appropriation (文化盗用) について考える
(言葉における)差別について考える
めざすべき共生社会とは
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
本科目を受講するのにあたり、「知識を得る」ことはもちろんのこと、「様々な文化を持っている方と仲良く一緒に今後の日本を作っていく」気持ちで取り組んでください。 教材内には確認テスト、小テストが設けられています。小テストは、80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 関連分野の書籍を手に取ってみる 15
事後 オンデマンド教材でくり返し学習する 15
事後 興味をもった講に関して学習を深める 10

本科目の関連科目
国際福祉開発学部 日本語教師養成課程の科目です。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての講義コンテンツを視聴し、すべての小テストに合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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