科目名 社会言語学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 Kirstie祖父江

テーマ
言葉遣いと社会との繋がりを考える上、多文化社会に置ける日本語の位置付けを考察し、日本語がどのように使うべきかについて考える。

科目のねらい
<キーワード>
日本語  言語
言葉遣い  社会言語学
やさしい日本語

<内容の要約>
これから多文化が続く日本社会において、日本語非母語話者とどのようにコミュニケーションを取るべきか、どのように日本語教育を展開するべきかを考えるための学びをします。 まず、日本社会と日本語がどのように相互関係におかれているかについて日本語の特徴からみて、社会言語学の概念を育てる。 次、今と今後の日本における言語と社会の関連性について考え、課題を議論し、解決案が打ち出せるようする。 社会における言葉の使い方を様々な観点から考察し、検討する。 また、授業のアウトプットとして、わかりやすい日本語の資料の作成をグループワークを通して取り組む。(翻訳家、通訳者、日本語教師としての経験をもつ外国籍教員が、日本語の社会的側面や役割に関する講義をおこなう。)

<学習目標>
多文化社会における効率的なコミュニケーションができる。
自分と社会が言葉によってどのように繋がっているかを理解できる。
日本に生活している外国人やその他日常的に日本語を使うことに困難のある人が市民として活動するために何が必要かを理解できる。
日本語と日本社会の関連性を理解できるようになる。
わかりやすい日本語でのコミュニケーションをとることができる。

授業のながれ
社会言語学とはなに(社会と言葉の繋がり)
若者言葉
言語景観
言語景観の観察(課外活動)
言語景観の発表
言葉と責任:外国人が増えると治安が悪化するのか
日本の社会においてろう者として生きる(ゲスト講師(1))
ろう者の日本語教室(ゲスト講師 (2))
外国人の日本語、日本人はどう評価している?
やさしい日本語の先行研究を読む
やさしい日本語の背景や歴史
やさしい日本語の実践:資料のデザイン(1)
やさしい日本語の実践:資料のデザイン(2)
やさしい日本語の実践:資料のデザイン(3)(成果物発表)
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
日本語教師養成プログラムには必須科目です。 日本語教育がどのように社会貢献できるかについて考える授業を展開するため、学生の参加態度や授業での貢献度が評価対象になる。 授業中何回か自分で課題を見つけて、解決する必要があるので、創造的に考える必要がある。 止むを得ず欠席する場合は必ず事前に連絡をすること。

事前事後 学習内容 時間数
事前 指定された先行研究などの資料を熟読し、当番がきたときに発表資料(資料の要約)を用意すること 10
事前 指定された学外活動を実施し、授業に適切に参加できるための準備をすること 10
事後 宿題やレポート 10

本科目の関連科目
日本語教師養成プログラムの全科目

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 40%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他(授業内参加態度、授業のための準備、貢献度) 20%
授業内発表(2回)、レポート、最終授業内テスト、参加態度や貢献度

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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