科目名 ふくしフィールドワーク実践

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 鈴木 庸裕、野尻 紀恵

テーマ
子どもが一人の「ひと」として生かされ・活かされる教育が受けられるように「学校を基盤とした支援」と「学校福祉の基盤づくり」を学び合う

科目のねらい
<キーワード>
子どもの暮らしの課題  子どもの権利
学習権の保障  学校福祉
多職種連携

<内容の要約>
 本科目では、学校における子どもの課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での学校に関わる各主体の役割などを学びます。地域・学校での体験学習を重視し、専門の異なる学生がグループで学び合う多職種連携教育Inter Professional Learning(IPL)の方法を採るのが特徴です。「事前学習、フィールドワーク、事後学習」を集中的に展開して学びを深め「子どもが大切にされる学校を創造していく力」を身につけるために、集中講義として開講するプロジェクト授業です。    本プロジェクトでは、子どもが多くの時間を過ごす学校での暮らしを支えるために多職種が連携して課題に取り組む活動を理解し、その活動の主体となる力を身につけることを目的とします。そのために、子どもが暮らす地域と学校を知るためのフィールドワークを行います。また、半田市の学校および子ども・子育て支援について学ぶため、半田市教育委員会、半田市子ども未来部、半田市社会福祉協議会や、さまざまな機関と協力して授業を展開します。  事前学習では、地域や学校の特性、協力機関の特徴と役割、子ども・家庭が抱える課題について学びます。フィールドワークの際は、観察記録用紙を用いて自らの気づきを積極的に記録します。事後学習(振り返り)では、フィールドワークで行動をともにした、専門の異なる学生同士がディスカッションすることで相互理解を深め、学んだ内容を振り返り、発表しあいます。

<学習目標>
地域、学校、協力機関の特徴と役割を理解することができる。
子ども・家庭が抱える暮らしの課題を理解することができる。
専門の異なるメンバーとともに、チームワーク力、コミュニケーション力、課題解決力を培う経験ができる。
学校における多職種連携の必要性を、自分の言葉で説明することができる。
「学校を基盤とした支援」と「学校福祉の基盤づくり」について自分の考えを述べることができる。

授業のながれ
1日目@オリエンテーション(授業の概要説明、自己紹介、アイスブレイク)
Aガイダンス:地域理解と学校理解。学校福祉とは何か。
Bフィールドワーク:半田市を歩く
Cフィールドワーク:半田市立の小学校または中学校を訪問する
Dグループワーク:振り返りと個人シート記入
2日目Eガイダンス(振り返りと予定の確認)
Fフィールドワーク:半田市の小学校・または中学校現場へ
Gフィールドワーク:半田市の小学校・または中学校現場へ
Hグループワーク:振り返りとまとめ資料制作
Iグループワーク:振り返りと個人シート記入
3日目Jガイダンス(振り返りと予定の確認)
Kグループワーク:まとめ資料制作
L発表会と全体での振り返り
M発表会と全体での振り返り
フィードバックと振り返りシート記入

準備学習の内容・学ぶ上での注意
この授業では、学校における子どもの課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での学校に関わる各主体の役割などを学びます。教育・福祉やその他の分野にまたがる多職種が連携してチームで活動するために必要な「チームワーク力」「コミュニケーション力」「課題解決力」等を体験的に学ぶ機会になります。この授業の課題は決して自分一人だけの力ではできません。お互いが協力し、チームワークを高めて初めて成功へと導くことができるのです。教員である私たちも、皆さんを精一杯バックアップします。一緒に頑張りましょう。

事前事後 学習内容 時間数
事前 知多半島の地域課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方を調べ、考える。 15
事後 専門の異なる学生同士で相互理解を深め、講義やフィールドワークで学んだ内容を、今後の学びや実生活で活かす。 15

本科目の関連科目
ヒューマンケアのための多職種連携、知多半島のふくし、各学部で指定されている地域志向科目。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  60%
 

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 

科目属性
地域志向科目



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