科目名 視覚障害者支援論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 前川 賢一

テーマ
視覚障害者(児)の多様な個人差を具体的に理解し、支援方法を学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
視覚障害の多様性と活動制限・参加制約   視覚障害者の使用する歩行用具
視覚障害者に対する外出支援技術  視覚障害者に対する情報支援技術
重複障害について

<内容の要約>
視覚障害児・者に対する支援方法を学びながら、個人差の多様性について理解を深め、対応できるスキルを習得する。 個人差の多様性という観点から、バリアフリー、ユニバーサルデザイン、支援などの用語についての本質を考える。

<学習目標>
視覚障害について、個人差の多様性に根ざした支援技術を習得することができる。
バリアフリー、ユニバーサルデザイン、支援などの用語について深く考察することができる。
視覚障害児・者の活動制限、参加制約について具体的に理解できる。

授業のながれ
バリアフリー、ユニバーサルデザイン、支援について
視覚障害者の多様な個人差について
視覚障害者の活動制限、参加制約について
視力、視野、色覚について
歩行の種類
歩行支援技術1 ルート作成と行動計画の重要性
障害体験の導入方法
外出支援技術2 屋外歩行基礎
外出支援技術3 屋外の様々な環境における支援技術
外出支援技術4 屋内歩行基礎
外出支援技術5 白杖を使用する歩行者に対する支援
外出支援技術6 盲導犬を使用する歩行者に対する支援
日常生活用具、補装具
原因疾患、眼疾患について
ロービジョン、弱視

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 講師は、視覚障害児・者に対して歩行訓練・生活リハビリテーションの実務現場に直接関わっている者です。授業は、現場の経験を反映した講習プログラムの構成を心がけています。 現場で関わる当事者の思いやさまざまな現況を背負って講義を進めていきます。高い学習意欲のある者が受講してください。  実技演習を実施する回があります。実技の都合上、座席指定をする回があります。ランダムにペアを組んでもらう場面がでてきます。  授業中の質問は、随時受け付けます。  新型コロナの感染状況により、授業形式を対面からオンラインに変更する可能性があります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 アイマスクの装着に慣れておくこと。 1
事前 通学時、屋外環境においてバリアフリー、ユニバーサルデザインに根ざした構造物など、関心をもって発見、観察できること。 5
事後 推薦図書の他に、講義中に紹介する書籍、論文を1つ読むこと。毎回の授業後に提示される復習と予習をすること。 24

本科目の関連科目
視覚障害リハビリテーション、社会保障、心理学、解剖学、生理学、障害学など

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他(授業態度、支援技術の習得度、理解度) 20%
1.期末試験は各回の授業内容から出題する。穴埋め、選択、論述の3方式。 2.授業内でのレポート・課題は、毎回の授業後(最後の10分ぐらい)に小テストを実施する。さらに課題(予習内容)を提示する。課題(予習内容)は、次回の授業開始時までに提出。 3. その他として、授業態度、授業中に実施する支援技術の習得度。支援技術の習得度は、実技を見てチェックする。授業中の居眠り、他の事柄への没頭、未集中、迷惑行為などは厳密にチェックする。 以上の1.2.3について評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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