科目名 スポーツ理学療法学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 4 前期開講 小林 寛和

テーマ
アスリートから健康増進のためにスポーツに取り組む者まで、理学療法士がスポーツに取り組む人々に関わる機会は増えている。近年では、スポーツ復帰を目標としたリハビリテーションのみでなく、外傷予防策としても理学療法が活用されている。このようなスポーツ理学療法の基礎理論と手法について学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
スポーツ外傷(急性・慢性)の発生機転、発生メカニズム  スポーツ動作
スポーツ再開・スポーツ復帰  スポーツ外傷の予防

<内容の要約>
スポーツ外傷などの原因により、スポーツ活動に制約を受けている対象者への理学療法の内容を知り、また基本的な考え方と手法について学習する。スポーツ外傷の病態と障害像、各外傷後で要する評価や理学療法の内容と進行方法について学ぶ。そこから、安全かつ早期のスポーツ復帰を目標とする理学療法の考え方と基本的手法の活用方法について理解を深め、プログラム立案を含めて実施ができるようにする。スポーツ動作のバイオメカニクスや動作観察についても学習し、それを外傷発生機転の分析や、スポーツ復帰のための運動療法に応用することも内容に含めたい。 (この科目は,理学療法の経験を有する教員が運動療法の基礎理論について講義する)

<学習目標>
代表的なスポーツ外傷(急性、慢性)について、その病態、発生機転・発生メカニズムを説明できる。
スポーツ動作の捉え方について、その考え方と基本的な方法が説明できる。
スポーツ復帰に要する理学療法の概要を理解し、主要な情報収集の項目や、診療記録の記載内容が説明できる。
スポーツ外傷の予防について、基本的な考え方と方法が説明できる。
スポーツに取り組む対象者への運動療法、物理療法、装具療法の具体的な内容を説明できる。

授業のながれ
スポーツ理学療法学総論   事前学習:スポーツと理学療法の考え方(テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
我が国におけるスポーツ理学療法の現状と展望  事前学習:スポーツと理学療法の考え方(テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
膝外傷後のスポーツ理学療法1  事前学習:膝関節の構造と機能、運動学(運動学テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
膝外傷後のスポーツ理学療法2  事前学習:膝関節の構造と機能、運動学(運動学テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
足部・足関節外傷後のスポーツ理学療法1  事前学習:足部・足関節の構造と機能、運動学(運動学テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
足部・足関節外傷後のスポーツ理学療法2  事前学習:足部・足関節の構造と機能、運動学(運動学テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
肩外傷後のスポーツ理学療法1  事前学習:肩の構造と機能、運動学(運動学テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
肩外傷後のスポーツ理学療法2  事前学習:肩の構造と機能、運動学(運動学テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
腰部外傷後のスポーツ理学療法1  事前学習:体幹の構造と機能、運動学(運動学テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
腰部外傷後のスポーツ理学療法2  事前学習:体幹の構造と機能、運動学(運動学テキスト参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
スポーツ動作観察・分析1  事前学習:姿勢と動作(運動学テキスト、運動学授業資料参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
スポーツ動作観察・分析2  事前学習:姿勢と動作(運動学テキスト、運動学授業資料参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
スポーツ外傷予防への理学療法の活用1  事前学習:予防(運動療法学Uテキスト、授業資料参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
スポーツ外傷予防への理学療法の活用2  事前学習:予防(運動療法学Uテキスト、授業資料参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間
スポーツ外傷予防への理学療法の活用3  事前学習:予防(運動療法学Uテキスト、授業資料参照)1時間、事後学習:授業内容の復習(テキスト、配付資料参照)1時間

準備学習の内容・学ぶ上での注意
スポーツ理学療法学は、競技復帰を目標としたアスレティックリハビリテーション、日常的なリコンディショニング、外傷予防などに活用されるものである。スポーツ動作を観察・分析し、その知見を理学療法に反映していく考え方と方法を学んでいただきたい。

事前事後 学習内容 時間数
事前 授業の終了時に次回の内容を説明するので、その内容に沿って予習をする。 1
事後 授業内容の復習をする。 1

本科目の関連科目
基礎運動学、応用運動学、運動学実習、運動療法学、運動器理学療法学、運動器理学療法学実習、他

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 20%
授業内でのレポート・課題等 80%
その他  0%
・数回のレポート課題により、内容の理解を確認する。 ・定期試験も実施する。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>小林寛和 <テキスト名>アスリートのリハビリテーションとリコンディショニング(下巻) <出版社>文光堂



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