科目名 | 運動器理学療法学 |
---|
単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
---|---|---|---|
2 | 3 | 後期開講 | 浅井 友詞、浅井 勇人 |
テーマ |
---|
運動器理学療法の治療方法を学ぶ |
科目のねらい |
---|
<キーワード> 関節疾患 脊椎疾患 外傷・骨折 関節リウマチ 末梢神経疾患 <内容の要約> この講義では、主に運動器疾患における障害像、機能障害に対する病態生理と回復過程を基に各疾患別理学療法治療学を学びます。各疾患別理学療法では、観血的療法(手術)の後療法、クリニカルパスや保存療法に対して運動療法、徒手的療法などの治療概念を知り理学療法士として基礎医学・臨床医学を基にリスク管理やエビデンスを考慮した治療手技を獲得する。また、物理療法や義肢装具療法などの関連領域との関係も含め理学療法治療学を完結する。 一方では、理学療法に用いる動作解析装置、歩行解析装置、超音波診断装置、重心動揺計、筋電図、外乱刺激装置等を用いた理学療法とバランスパット、レッドコード、セラバンド等との融合性について説明し、臨床での活用方法を討議する。各種書類の書き方、理学療法施行の説明方法を理解する。 (この科目は,理学療法の経験を有する教員が運動器理学療法の理論について講義する) <学習目標> 機能障害の病態生理と機能回復の機序を説明できる 後療法・クリニカルパスを説明できる 基礎医学・評価学を基に疾患別評価方法、治療プログラムを作成することができる 治療プログラムについてEvidenceにも基づき説明するとともにNarrativeにも対応できる考えを持つことができる。 理学療法学を基に日常生活動作について学習し、ICFに基づき治療方法について説明できる |
授業のながれ |
---|
運動器疾患の障害像と捉え方 【事前学習】テキスト1:第T章〜第]の精読、テキスト2:第1章〜第4の精読【事後学習】講義内容の復習 肩関節疾患の理学療法(肩関節周囲炎)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 肩関節疾患の理学療法(腱板損傷、関節唇損傷)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 肘・手関節疾患の理学療法(靭帯損傷・外顆炎・三角繊維軟骨複合体、上腕骨々折、コーレス骨折)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 上肢の理学療法の流れ(評価から治療、ホームエクササイズまでの実践について説明する)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】ポートフォリオの作成 股関節疾患の理学療法(変形性股関節症、大腿骨近位部骨折、大腿骨頭壊死、ペルテス病)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 膝関節疾患の理学療法(変形性膝関節症、軟骨損傷)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 膝関節疾患の理学療法(前十字靱帯損傷、側副靭帯損傷、後十字靱帯損傷、半月板損傷、膝蓋大腿関節症、オスグッドシュラッター病)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 足部の理学療法(足関節捻挫、アキレス腱断裂、変形性足関節症、コンパートメント症候群外反拇趾、内反小趾、開張足、足底腱膜炎)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 下肢の理学療法の流れ(評価から治療、ホームエクササイズまでの実践について説明する)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】ポートフォリオの作成 頸部の理学療法(変形性頚椎症、頸部椎間板ヘルニア、頸肩腕症候群、後縦靭帯骨化症、外傷性頚椎症)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 脊柱の理学療法(腰部椎間板ヘルニア、腰痛症、腰部脊柱管狭窄症、脊椎圧迫骨折、脊柱側弯症)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】講義内容の復習 頸部・脊柱の理学療法の流れ(評価から治療、ホームエクササイズまでの実践について説明する)【事前学習】テキスト2:第4章・5章の精読【事後学習】ポートフォリオの作成 リウマチ疾患のの理学療法 末梢神経疾患の理学療法【事前学習】整形外科学の復習【事後学習】講義内容の復習 まとめ(各種書類およびカルテ等について説明する)【事前学習】テキスト1:第U章・V章の精読【事後学習】ポートフォリオの作成 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
---|
1年次基礎医学で学習した解剖学・生理学・病理学・運動学と2年次専門基礎医学の臨床医学T(整形外科学)、薬理学を十分に理解しておくこと。 また、理学療法評価学・実習、義肢装具学・実習、物理療法学・実習、日常生活動作学・実習との関連性についても理解し、治療に応用ができるようにプログラムに取り入れる。さらに、解剖学実習で作成した自己の解剖資料を用いて知識を整理する。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
---|---|---|
事前 | 1運動器疾患の障害像と捉え方(講義内容を整理・学習し、ポートフォリオの準備をする) | 10 |
事後 | 1運動器疾患の障害像と捉え方(講義内容を整理・学習する) | 5 |
事前 | 項目2,3,4,6,7,8.9,11,12(1年2年前期で学んだ内容を復習し、教科書に基づき講義内容を予習する) | 5 |
事後 | 項目2,3,4,6,7,8.9,11,12(講義内容を整理・学習しポートフォリオを作成する) | 10 |
事前 | 項目5,10,13,15(講義内容を整理・学習し、治療プログラム及びホームエクササイズについてまとめる) | 10 |
事後 | 項目5,10,13,15(講義内容を整理・学習しポートフォリオを作成する) | 10 |
本科目の関連科目 |
---|
理学療法概論、解剖学・実習、生理学・実習、運動生理学実習、病理学、運動学・実習、評価学・実習、薬理学、整形外科学、物理療法学・実習、日常生活動作学・実習、義肢装具学・実習 |
成績評価の方法 |
---|
|
||||||
定期試験を行う。 |
テキスト |
---|
■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>対馬栄輝 編 <テキスト名>骨格系理学療法を見直す <出版社>文光堂 <著者>岩谷力 編 <テキスト名>運動器リハビリテーション シラバス <出版社>南江堂 |
(C) Copyright 2023 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
本ホームページからの転載を禁じます。 |
![]() |