科目名 特別支援教育概論(中高)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 水野 和代

テーマ
特別な支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する理解と対応について学修する

科目のねらい
<キーワード>
特別支援教育  発達の障害
特別な教育的ニーズ

<内容の要約>
通常の学級にも在籍している発達障害や軽度知的障害をはじめとする様々な障害等により特別な支援を必要とする幼児児童生徒が授業において学習活動に参加している実感・達成感をもちながら学び、生きる力を身に付けていくことができるよう、まず、特別な支援を必要とする幼児児童生徒についての基礎的な理解をする。次に、特別な支援を必要とする幼児児童生徒の教育課程及び支援の方法についての概要を理解する。最後に、障害はないが特別な教育的ニーズのある幼児児童生徒の学習上又は生活上の困難とその対応を理解する。

<学習目標>
幼児児童生徒の学習上又は生活上の困難について理解し、簡潔に説明できる。
特別な支援を必要とする幼児児童生徒の教育課程及び支援の方法についての概要を説明できる。
個別の教育的ニーズに対して、他の教員や関係機関と連携しながら組織的に対応していくための方法について具体的に提示できる。

授業のながれ
オリエンテーション
障害者権利条約とインクルーシブ教育
特別支援教育制度の理念と仕組み
障害概念と特別な教育的ニーズ
身体的な障害のある子どもたちの理解
発達に遅れや困難のある子どもたちの理解
発達に遅れや困難のある子どもたちの支援方法
特別支援教育の教育課程
自立活動とは
「通級による指導」とは
個別の教育支援計画と個別の指導計画
特別支援教育コーディネーターの役割
特別な教育的ニーズ(母国語、貧困等)への対応
特別な教育的ニーズ(被虐待児童等)への対応
講義のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・受講生は、毎回リアクションペーパーに授業を受けた考えたこと、感想などを記入し、授業終了時に提出する。 ・日頃から障害のある子どもに関する書籍や新聞記事などを読み、自分なりに考えることを心掛けてください。 ・理解の定着を図るため、受講生が発言する機会を設けますので、積極的に参加してください。

事前事後 学習内容 時間数
事後 授業後には関連する内容について復習するとともに、書籍等を用いて理解を深めてください。 20
事後 期末試験に向けて内容の整理・学習 10

本科目の関連科目
各障害の教育論・指導法、各障害の心理や生理・病理、また教科教育法に関する科目はすべて重要な関連科目です。(地歴科教育法T/地歴科教育法U/公民科教育法T/公民科教育法W/社会科教育法T/社会科教育法U/社会科教育法V/社会科教育法W)

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  10%
期末試験(60%)、毎回授業後に提出するリアクションペーパー(30%)、授業態度(10%)によって総合的に評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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