科目名 医療福祉関係法

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 川本 一男

テーマ
保健・医療・福祉に関連する法制度は多くあるが、特に医療福祉の現場で実際に使う機会の多い法制度を理解し、 実践に役立てることを目的とする。

科目のねらい
<キーワード>
医療保険・介護保険制度  社会福祉制度
医療事故  個人情報保護

<内容の要約>
「保健・医療・福祉」 は基本的には公共的なサービスであり、 そこには多くの法制度が存在する。 少子高齢社会に向かう我が国の医療保険、 介護保険、 社会福祉の各法制度も限られた財源の中で、様々な見直しが必要とされている。実際の現場でよく使われる保健・医療・福祉に関する法制度を取り上げ、 そこから事例等もあげて問題提起を図り、一緒に考えていただく講義としたい。医業経営管理能力検定受験に役立つようにする。医療法人の理事等の実務を経験した教員が講義を行う。

<学習目標>
1. 実践に役立つ 「保健・医療・福祉」 の法制度を理解し、 身につけることができる。
2. 法制度を通して、 我が国の 「保健・医療・福祉」 の方向性を理解することができる。
3. 個人情報保護・医療事故等医療福祉周辺の法制度を理解し、 身につけることができる。

授業のながれ
オリエンテーション 
医療法・関連法規@医療福祉関係法の法体系:「保健・医療・福祉」をめぐる法制度体系の全体像を理解する。
医療法・関連法規A医療制度の根幹を成す法律であり、実際に利用する部分を主体にして理解を深める。
医療保険制度
介護保険法@:介護保険法について、全体像を理解するとともに、旧来の医療保険制度との関連を深める。
介護保険法A:介護保険法について、実際に利用する部分を主体にして理解を深める。
労働に関係する法について学び、働き方改革の理解をする。
社会福祉法規@:身体障がい者・知的障がい者福祉法の制度概要について、実際に利用する部分を主体にして理解を深める。
福祉関係法規A:精神保健福祉法の制度概要について、実際に利用する部分を主体にして理解を深める。
障害者総合支援法と障害福祉サービス
生活保護法
医療・福祉と成年後見制度
医療事故と関連法規 :医療の「契約」の概念を理解するとともに、医療事故について民法を通して理解を深める。
情報公開と個人情報保護法:患者の個人情報の概要について、実際に利用する部分を主体にして理解を深める。
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
1. 講義参加の重視:・毎回パワーポイントを使用し資料を提供するので、 講義参加が理解の深まりに重要な機会となる。  2. 新聞・雑誌等の継続的読書:各種新聞や医療福祉に関する雑誌などを継続的に読むことで、 我が国の保健・医療・福祉の方向性の理解を深め、 関連する法制度の理解にも役立つ。

事前事後 学習内容 時間数
事前 新聞・雑誌・関連文献を読む。 13
事後 配布資料を復習し、関連領域を調べて更に学習を進める。 13
事前 期末試験の準備をする。 4

本科目の関連科目
「医療福祉経営論」(「福祉経営論T」、「福祉経営論U」)「医療情報管理」「医療福祉政策T(医療経済)」「人材マネジメント」「医学概論」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他  0%
講義に出席するのは学生の義務であるため絶対必要なことで、途中で行う課題は必ず提出する必要はあります。 課題提出と最終講義で行う定期試験で成績を評価します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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