| 科目名 | アディクションとソーシャルワーク |
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| 単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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| 2 | 1 | 通年開講 | 田中 和彦 |
| テーマ |
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| アディクションからの回復とそのためのソーシャルワークについて考察を深めていく。 |
| 科目のねらい |
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<キーワード> アディクション 依存・行動嗜癖 ソーシャルワーク <内容の要約> 「何かに依存している」という言葉は、ネガティブな印象をもって語られることが多く、支援の現場においても表面的な問題の対処に苦慮し、結果として医療・保健・福祉の領域で「依存症は難しい」「依存症にはかかわりたくない」という忌避感情の強い現状がある。しかしアルコール健康障害対策基本法施行(2014年)、薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部執行猶予に関する法律施行(2016年)、ギャンブル等依存症対策基本法(2018年)、精神保健福祉士養成課程の養成の在り方等に関する検討会中間報告書における依存症支援体制整備の必要性(2019年)というように、依存症対策及び依存症への支援の必要性は広がりを見せ、ソーシャルワークにおいても実践の質の向上が急務である。 本講義では依存症をアルコールや薬物の物質依存にとどまらず、行動嗜癖を含んだより幅広い概念である「アディクション」ととらえ、アディクションに対するソーシャルワークの視点とアセスメント、支援の方法について講義し、アディクションからの回復と回復へのかかわりについて考察を深めていく。 <学習目標> アディクション問題とその背景をソーシャルワークの視点から説明できる。 地域におけるアディクション問題の所在を明らかにしていく視点を養う。 アディクションへの支援の必要性をソーシャルワークの専門性から説明できる。 |
| 授業のながれ |
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第1講 はじめに 第2講 アディクションとは何か 第3講 ソーシャルワークとは何か 第4講 依存症 第5講 物質依存の理解 第6講 行動嗜癖への理解 第7講 アディクションに対する理解@ 行動の意味をどう理解するか 第8講 アディクションに対する理解A 生活環境を理解する視点 第9講 アディクションに対する理解B 社会との関連の視点 第10講 アディクション支援論@ 本人へのアプローチ 第11講 アディクション支援論A 家族に対するアプローチ 第12講 アディクション支援論B 連携・ネットワークを活用した支援 第13講 アディクション支援論C ネットワークの形成プロセスと 方法 第14講 生きづらさの先を見据えて 「回復」の一つのありようと取り組み 第15講 おわりに |
| 準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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| 教材内には確認テスト、小テストが設けられています。小テストは、80%以上の正答率で合格となります。 |
| 事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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| 事前 | アディクションに対する自分自身のとらえ方を確認する。 | 5 |
| 事前 | ソーシャルワークにおける基礎学習に取り組む。 | 10 |
| 事後 | オンデマンド教材でくり返し学習する。 | 15 |
| 事後 | 興味をもった講に関して学習を深める。 | 10 |
| 本科目の関連科目 |
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| 「精神医学とアディクション」「アディクション領域の経験を有する援助者の支援論」「精神障碍者と福祉実践T・U」「アディクションと生きる社会を考える」 |
| 成績評価の方法 |
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| すべての講義コンテンツを視聴し、すべての小テストに合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。 |
| テキスト |
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| □テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
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