科目名 精神保健福祉に関する制度とサービス2018

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 1 通年開講 金子 毅司

テーマ
精神障害者を取り巻く制度やサービス、及び、精神保健福祉法に至るまでの変遷について理解する

科目のねらい
<キーワード>
主要な法律  施策の概要
社会保障制度  フォーマル・インフォーマルな社会資源
更生保護制度・医療観察法

<内容の要約>
本科目では、精神障害者を取り巻く制度やサービス、及び、精神保健福祉法に至るまでの変遷について理解することを目指す。また、精神保健福祉に関する主要な法律と施策の概要や、精神保健福祉に関する社会保障制度、さらには、フォーマル・インフォーマルな社会資源について学ぶ。加えて、更生保護制度・医療観察法の概要と実際、各々の制度と精神保健福祉との関連について理解できるようにする。そして、社会資源の調整・開発にかかわる社会調査について学ぶ等、多角的に精神保健福祉に関する制度とサービスについて理解することを目的とする。

<学習目標>
精神障害者を取り巻く制度やサービスの体系について構造的に理解をし、説明することができる。
歴史的な観点をふまえ、精神障害者の地域生活における課題を抽出して、社会資源を用いた解決に取り組むことができる。
精神障害者をはじめとする人々の尊厳を尊重し、行動をすることができる。

授業のながれ
単元T 精神保健福祉に関する制度やサービスの全体像と変遷第1講 精神障害者の暮らしに着眼した社会保障の構造的理解
第2講 制度やサービスとライフサイクル・供給主体・ソーシャルワーク実践
第3講 精神病者監護法から精神保健法成立までの経緯
第4講  精神保健法から精神保健福祉法成立までの経緯
第5講 精神保健福祉法成立の意義とその後の変化
第6講 添削課題
単元U 精神障害者を取り巻く主要な法律と施策の概要第7講 精神保健福祉法の構成
第8講 精神保健福祉法における精神保健福祉士(PSW)の役割
第9講 精神保健福祉の動向
第10講 障害者基本法と精神障害者施策とのかかわり
第11講 障害者総合支援法と精神障害者施策
第12講 精神障害者に対する行政機関の取組み
第13講 精神保健福祉に関する個別の施策と最近の動向
第14講 添削課題
単元V 精神障害者に関連する社会保障の概要と相談援助に関係する社会資源第15講 精神障害者に関する社会保障制度の総論と医療保険制度
第16講 精神保健福祉と介護保険制度
第17講 精神障害者への所得保障制度の中心となる生活保護と障害年金
第18講 社会手当をはじめとする経済的支援に関する制度
第19講 相談援助にかかわる全体的なとらえ方およびフォーマルな社会資源
第20講 福祉サービス提供施設・機関の役割
第21講 インフォーマルな社会資源と専門職や地域住民の役割と実際
第22講 添削課題
単元W 司法と精神保健福祉との関係、そして、社会調査第23講 刑事司法と更生保護
第24講 更生保護に関する社会資源と司法・医療・福祉の協働
第25講 医療観察法の社会的な位置づけ、審判と精神保健参与員の役割
第26講 医療観察法における入院医療と通院医療
第27講 社会復帰調整官の役割と実際
第28講 社会調査の概要
第29講 社会調査の具体的方法とその内容
第30講 添削課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができます。添削課題は80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 関連分野の書籍を手に取ってみる。 10
事後 添削課題に取り組む 8
事後 興味をもった講に関して学習を深める。 10

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>青木聖久 <テキスト名>精神保健福祉に関する制度とサービス <出版社>本学オリジナル学習指導書
<著者>一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟 <テキスト名>新・精神保健福祉士養成講座 6 精神保健福祉に関する制度とサービス 第6版 <出版社>中央法規出版



(C) Copyright 2022 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。