科目名 精神保健福祉制度論T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 田中 宏幸

テーマ
精神保健福祉に関する法律・制度・施策の学習、精神保健福祉士として実践するための基礎となる視点と知識を得る。障害福祉サービスの具体的内容を知る

科目のねらい
<キーワード>
精神障害者及び精神保健福祉に関する法律(精神保健福祉法)    障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)
精神保健福祉士の役割  制度利用の実際と課題

<内容の要約>
基本的な精神保健福祉の法律や制度とそれら制定の背景や歴史を学ぶ。また精神保健福祉士として法律や制度における役割を理解し、精神障害者が利用する障害福祉サービスの内容や種類について学ぶ。その上で、制度の実践現場では、当事者の日常にどのように活かされているのか、加えて課題解決のためにどうすれば良いかを、各自がレポートを通じて考えを発表できるようにします。 (障害福祉サービス事業所での業務経験がある教員が、福祉サービスや支援者および利用者の実際について講義を行う。)

<学習目標>
精神保健福祉の法律や制度とそれら制定の背景や歴史を理解する
精神保健福祉士として実践するために必要な法律や制度を説明できる
実践現場における法律や制度の活用について精神保健福祉士の役割を知る。
福祉サービスの実践現場を知り、課題や今後必要な制度について、自らで考えることができる。

授業のながれ
オリエンテーション 講義の目的・進め方 制度と実践現場を両面知る必要性
精神保健福祉に関する制度とサービス:障害者の取り巻く環境
精神保健福祉に関する制度とサービス:精神障害者の生活
精神保健福祉の歴史:精神病者監護法から精神衛生法
精神保健福祉の歴史:精神保健法から精神保健福祉法
精神保健福祉士の役割と精神保健福祉制度
障害者基本法と障害者自立支援法
障害者自立支援法から障害者総合支援法へ
障害者総合支援法と障害福祉計画(実際)
障害者総合支援法の実際
障害福祉サービスの実際の取り組み(ゲスト講師)
障害者の就労支援 
相談支援の実際とネットワーク(ゲスト講師)
地域生活と支援者の役割
まとめ 講義のポイントを振り返る

準備学習の内容・学ぶ上での注意
法律や制度ができるには、理由や背景があります。そして制定の歴史や目的を知ることで、実践に出た時に支援の意味や役割を見つけやすくなると思います。法律に書かれていることが実際の現場はどのようになっているのかという意識を持つこと。私自身の支援現場における経験を伝え、皆さんの意見を伺いながら講義を行います。積極的な授業の参加を期待しています。他の受講生の迷惑になるような授業中の私語は慎んでください。

事前事後 学習内容 時間数
事後 レポート作成のため復習 7
事後 毎回の復習 期末試験へ向けての整理 15

本科目の関連科目
精神保健福祉論 精神保健福祉制度論U

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他(定期テスト70% レポート20% 授業の参加姿勢10%で成績評価します) 10%
期末試験の結果に加えて、課題レポートの提出有無及び指定された字数のもと、自身の考えが述べられているかにより加点を行います。また授業では質疑応答の際に、質問や感想など積極的に取り組む場合に加点します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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