科目名 | 精神保健学T |
---|
単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
---|---|---|---|
2 | 1 | 前期開講 | 牧 真吉 |
テーマ |
---|
発達の年代別の課題を理解して、それぞれの時期の精神発達における課題と精神保健との関連を知る。併せて新型コロナ流行時の精神保健的対処を知る。 |
科目のねらい |
---|
<キーワード> コミュニケーションと相互理解 発達課題と信頼 性格の形成 体験が病気につながる 受け入れられる安心感 <内容の要約> 言葉か生まれる前にコミュニケーションが成立するが、この成立の遅れ、あるいは相手されないことが理解される体験の不足、人と共有する体験の不足を起こし、将来の発達に影響を与え、精神的な負荷を作り出していく。この発達過程を理解すること、加えて十分に育っていないことが、精神的な健康に大きな影響を与えることを理解する。そして、育っていないことが理解されること、人とつながることが精神的な健康度を改善していくことを知る。こうしたことが各年代の課題と重なっていろいろなこころ模様を作っていることを理解する。新型コロナの流行により、不安が拡大され、変調が起きる。これに対する対応も考えてみる。 <学習目標> わかってもらえる体験が一番基本にあり、それは言葉によるものだけではないことが理解できる。 共有体験の不足、ズレてしまった体験が性格を形作っていくことを理解できる。 性格が体験を歪めてしまうことで精神的な不健康につながることを理解できる。 理解される体験が変化を起こしていくことを理解できる。 積み重なった体験が人を作っていることを理解できる。 |
授業のながれ |
---|
精神保健学序論 こころとは 自分のための精神保健 コロナ流行下のこころ 乳幼児精神保健@非言語のコミュニケーション 乳幼児精神保健A交流によって育つこと 乳幼児精神保健B社会に支えられ育つ 乳児の体験 幼児期の精神保健 学童期の精神保健 子ども虐待と言わず、うまく育っていないと言おう 思春期の精神保健 青年期の精神保健 大人になる(成人期) 壮年期の精神保健 中年期・老年期の精神保健 自殺予防 ストレスと心身 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
---|
講義の中でしっかりと理解すること。覚えることではなくて、自分を振り返ってみたり、親や兄弟のことを考えたり、特別なことではないので、理解するように質問をすること。さらに理解を深めるために参考の資料にあたり考えること。わからないこと、理解できないことはその場で積極的に質問するようにする。質問は自分のためになるだけでなく、他の学生にとっても大きな助けになることが多い。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
---|---|---|
事後 | 授業で行ったことを改めて考えてみる | 10 |
事後 | 気にかかったことを調べて知識を広げる | 20 |
本科目の関連科目 |
---|
精神医学T,U 子どもの保健 精神保健学U |
成績評価の方法 |
---|
|
||||||
課題レポートを行い、期末試験、さらに授業における質問などを含めて評価する |
テキスト |
---|
□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
(C) Copyright 2022 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
本ホームページからの転載を禁じます。 |
![]() |