科目名 福祉教育論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 3 後期開講 原田 正樹

テーマ
共に生きる力を育む福祉教育

科目のねらい
<キーワード>
地域共生社会  福祉教育
共に生きる力  協同実践

<内容の要約>
地域共生社会、包摂型社会(ソーシャルインクルージョン)、持続可能な地域社会を実現していくためには、制度やサービスだけではなく、私たちの福祉意識や行動を変えていく必要があります。それは一人ひとりの意識改革(学び)だけではなく、社会全体で「共生の文化」を創造していく働きかけが大切です。そのひとつの具体的なアプローチが「福祉教育」です。福祉教育では「共に生きる力」を育むことを目的にしています。そのための理論、歴史、実践方法、推進システム(協同実践)について学びます。

<学習目標>
福祉教育の原論(価値、歴史、理論など)について理解して、その必要性を説明できる。
福祉教育の方法論(プログラム、評価など)について理解して、実践に結び付けて説明できる。
福祉教育の推進体制(協同実践、プラットフォームなど)について理解して、実践に結び付けて説明できる。

授業のながれ
福祉教育の考え方 @福祉教育の歩み、概念、社会的背景の変化について理解する。テキスト第1章を中心に考えます。
福祉教育の考え方 A福祉教育の実践プログラム、現状や課題について理解する。テキスト第2章を中心に考えます。
福祉教育の考え方 B福祉教育で育む力、目的やねらいについて理解する。テキスト第3章、4章を中心に考えます。
福祉教育の考え方 C福祉教育と地域共生社会の実現、社会政策の動向や位置づけについて理解する。テキスト第5章を中心に考えます。
福祉教育の実践 @社会福祉協議会の取り組み 現場での実践事例にもとづいて考察します。
福祉教育の実践 A福祉施設での取り組み 現場での実践事例にもとづいて考察します。
福祉教育の実践 B学校、学校外での取り組み 現場での実践事例にもとづいて考察します。
福祉教育の考え方 D福祉教育のリフレクションの視点や方法、これからの福祉教育の展開について理解する。テキスト第6章を中心に考えます。

準備学習の内容・学ぶ上での注意
集中講義で開講します。2日間で大変ですが、福祉教育について体系的に学び、かつ将来、現場で福祉教育の実践をしていくために必要な基礎的な事項について学びます。 将来、福祉系高校の教員、スクールソーシャルワーカー、社協職員、ソーシャルワーカーを目指す人たちにとって、福祉教育はとても重要なアプローチになります。 私であれば、子どもや地域住民に対して、「ふくし」をどう伝えるか。主体的にとらえて、積極的に受講してください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 テキストを通読して、自分の関心のあるキーワードについて整理しておく。 10
事前 自分が興味がある福祉教育実践について、どんな取り組みがあるか調べてみる。自分自身が興味関心のある分野を調べてみる。 10
事後 福祉教育論を通して、自らが福祉教育の実践者としてリフレクションしてみる。 10

本科目の関連科目
福祉科教育法、地域福祉論T、地域福祉論U、

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  0%
集中講義なので出席を重視します。2日間(8コマ)出席できるように日程調整をしてください。 授業は一方的な講義だけではなく、ディスカッションをしたいと思います。積極的に参加してください。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>原田正樹 <テキスト名>共に生きること 共に学びあうこと <出版社>大学図書出版

科目属性
地域志向科目



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