科目名 スポーツ哲学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 竹村 瑞穂

テーマ
「スポーツに本質があると考える立場」と「スポーツに本質はないと考える立場」双方の見解を理解し、「スポーツとは何か」という問いについて理解を深める。また、「スポーツ」を成り立たせているルールや競争概念、芸術的要素との関係などに対する哲学的考察の方法について理解する。

科目のねらい
<キーワード>
スポーツ  身体
競争  哲学
ドーピング

<内容の要約>
スポーツや、スポーツをする人間の身体の問題について、哲学的思考を用いて検討し、また各自が自分なりに「哲学」する力を身につける。ここでは、「スポーツとはそもそも何か」、「スポーツにおける競争の意味とは」な,どを命題に、スポーツの本質をめぐり考察をし、自答しながら検討していく。また、ドーピングの問題を通して、スポーツをする人間の身体生命、人格について深く考察する。

<学習目標>
スポーツや身体の問題について、どのような課題が存在するのか自覚できる。
スポーツや身体の問題について、哲学的思考を基に、深く考えることができる。
哲学的思考をスポーツの問題に応用し、アクチュアルな問題についても自身で応用的考察ができる。

授業のながれ
オリエンテーション(本科目のねらい、授業の進め方、シラバスの概要、受講のあり方、評価方法)
ピアノはスポーツか? 
スポーツとは何か@ スポーツ本質論について
スポーツとは何かA スポーツ非本質論について
スポーツとは何かB スポーツ概念論について
スポーツとは何かC スポーツと体育の異同について
競争の哲学@ 競争に対する肯定論と否定論
競争の哲学A 競争と幸福について
ルールの哲学@ 構成的ルールと統制的ルール
ルールの哲学A 暗黙知としてのルールとスポーツの文脈
ドーピングの哲学@ スポーツとドーピングの技術
ドーピングの哲学A 人格とはなにか
パラリンピックを哲学する
スポーツは芸術足り得るか?
本講義のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
私語等、他者に迷惑をかける行為は厳禁とする。授業中はパワーポイントを用いて授業を進めるが、ノートテイキングを推奨する。授業内で予習について指示をするので、しっかり予習をした上で受講すること。授業1回につき、少なくとも1時間ずつの予習・復習を行うこと。

事前事後 学習内容 時間数
事前 授業の準備 15
事後 授業のまとめ 15

本科目の関連科目
スポーツ文化に関する科目全般

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
定期試験(スポーツ哲学に関する論述試験)で評価を行う。定期試験の際は、自分のノートのみ持ち込み可とする。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>森岡正博、石井哲也、竹村瑞穂 <テキスト名>スポーツと遺伝子ドーピングを問う <出版社>晃洋書房



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