科目名 | 哲学特講 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 後期開講 | 赤石 憲昭 |
テーマ |
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現代を生きるヒューマニズムの哲学 |
科目のねらい |
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<キーワード> 人間 自由 愛 平等 民主主義 <内容の要約> 人間は人間である以上、誰もが生命をいとおしみ、平和のうちに生きたいと願い、愛と自由をこの地上に実現したいと望んでいます。しかし、現実の世界はどうでしょうか。香港に象徴されるように民主主義が平気で抑圧され、フェイクニュースが氾濫し真実と嘘の境界線が曖昧となり、地球環境は破壊され、AIの登場で人間そのものの価値も揺らいでいます。このような状況であるからこそ、人間とは何か、どうあるべきなのかということをあらためて考える必要があります。本講義では、人間とその人生について根本的に考える上で重要な、「自由」「愛」「幸福」「生」「死」「教育」といった諸概念について、平易なテキストを読み進めながら、じっくり考えていきます。 <学習目標> ヒューマニズムに基づく人間の正しい理解を持つことができる。 ヒューマニズムの核心である「自由」と「愛」について理解することができる。 ヒューマニズムと民主主義を「ひとりひとりの人生観の深みにおいて血肉化」することができる。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション はじめに 何のために学ぶのか 第1部学問とは@ 哲学とはどういう学問か 第1部学問とはA 科学と哲学科学と哲学をめぐって 第1部学問とはB 日本語と哲学 第2部人生とは@ 幸福について 第2部人生とはA 戦争と人生をめぐって 第2部人生とはB 私の死生観 第3部人間とは@ 人間の本質について 第3部人間とはA 愛のすがたとかたち 第3部人間とはB 人間の教育とは 第4部自由とは@ 人間の生きがいと自由 第4部自由とはA 自由の3つのレベル 第4部自由とはB 精神の自由の獲得へ まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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哲学が扱う内容は、一見難しい様に見えても、私たち自身に深く関わっているものばかりです。つねに、自分自身のあり方と結びつけながら、講義を受講して下さい。テキストの入手については、初回の講義の際に説明します。早く購入を希望する人はメールで連絡して下さい。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | テキストの該当箇所を読む。 | 20 |
事後 | レジュメ・テキスト・参考図書等を読み、講義の内容を復習する。 | 10 |
本科目の関連科目 |
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哲学概論、倫理学概論、死生学、人文科学の世界、社会科学の世界、自然科学の世界、市民社会の諸問題 |
成績評価の方法 |
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毎授業時のミニレポート課題(50点)と期末レポート(50点)の計100点満点の内、60点以上を合格とします。 |
テキスト |
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■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>真下信一 <テキスト名>自由と愛と:現代を生きる人間の哲学 <出版社>名古屋哲学セミナー |
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