相談援助の基盤と専門職Ⅰ

科目名	相談援助の基盤と専門職Ⅰ

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	1	前期開講	長岩　嘉文

テーマ

現代社会において、福祉ニーズは多様で幅広くなっている。多様な状況が絡み合い、複雑化した事例が増えてきている。このような課題に対応できる社会福祉士を養成することを主眼とし、総合的かつ包括的な相談援助の理論と実際を体系的に学ぶ。

科目のねらい

＜キーワード＞
社会福祉士の役割と意義　　相談援助の概念と範囲
相談援助の理念

＜内容の要約＞
社会福祉は、人々の生活を支える仕組みだが、制度や機関・施設などが存在するだけではそれを支えることは難しい。この講義では、社会福祉の様々な分野における援助者に求められるソーシャルワークについて理解を深めてもらえるように工夫しながら進めていく。ソーシャルワークは、社会福祉に関わる専門職が共通して理解し、福祉の現場で活用していけるものとして位置づけられるものである。この授業では、ソーシャルワークの基本的な考え方から、その歴史、そして共通基盤となるべき内容を学んでいく。

＜学習目標＞
社会福祉士に求められる役割、機能を関連する法律、定義に基づいて説明できる。
ソーシャルワークの形成過程を理解して、ソーシャルワークの現状と課題を考察できる。
権利擁護に関わる理念や制度を理解し、社会福祉の現場の実践において求められる支援のあり方を提案できる。

授業のながれ

1. オリエンテーション
2. 社会福祉士の役割と意義
3. 相談援助の概念と範囲
4. ソーシャルワークの共通基盤と構成要素
5. ソーシャルワークの価値①
6. ソーシャルワークの価値②
7. 相談援助の理念①～人権尊重、社会正義
8. 相談援助の理念①～人権尊重、社会正義
9. 相談援助の理念③～尊厳の保持
10. 相談援助の理念④～相談援助における権利擁護の意義と実際
11. 相談援助の理念⑤～自立支援
12. 相談援助の実際⑥～ノーマライゼーション、社会的包摂
13. ソーシャルワークの形成過程①
14. ソーシャルワークの形成過程②
15. ソーシャルワークの形成過程③

準備学習の内容・学ぶ上での注意

①概念的な講義内容も多いため、必ずテキストにて予習、復習を行うこと。②不明な点は積極的に質問をすること。福祉工学科の学生は、1年次終了時点で当該科目を履修していることが2年次の2次課程登録の要件となります。

事前事後	学習内容	時間数
事前	各回の講義前に該当する内容のテキストページを読みまとめる	15
事後	各回の講義後、内容を振り返る	15

本科目の関連科目

相談援助の基盤と専門職Ⅱ、相談援助の理論と方法Ⅰ・Ⅱ、相談援助演習、相談援助実習

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	80％
授業内でのレポート・課題等	10％
その他	10％

定期試験・授業中の課題レポート、授業態度にて総合評価

テキスト

■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞社会福祉士養成講座編集委員会　＜テキスト名＞ソーシャルワークの基盤と専門職　＜出版社＞中央法規