科目名 | 専門演習X |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 4 | 後期開講 | 三輪 昭子 |
テーマ |
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CSRがグロ−バルに必要とされる昨今、その指標としてグローバル・コンパクト(GC)やISO26000が存在する。それぞれの内容を検討し、企業活動において必要とする考え方を学び、分析し、企業経営の好ましい動きと、経営の在り方についての学習を深める。 |
科目のねらい |
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<キーワード> グローバル・コンパクト 世界経済フォーラム ISO26000(社会的責任規格) <内容の要約> CSRという価値観、考え方がグロ−バルに必要なものになっている。その関係で、国連でもグローバル・コンパクト(GC)が1999年に企業に提唱されたものである。また、ISOで社会的責任規格として、ISO26000が2010年に発効。それぞれの枠組み、および手引きの内容を検討し、それぞれが選定した調査企業の経営理念を分析する道具として役立てられるよう、CSR(企業の社会的責任)経営の学習を深める。 <学習目標> CSRの考え方がグローバルにとらえられる背景について知り、企業の社会的責任の必要性、および基礎基本について説明することができる。 CSRの枠組みについて理解し、それぞれの原則についての理解を深め、分析の道具として利用できる。 調査に選定した企業のCSR報告書を読み解き、経営の在り方を理解し、その特徴を文章表現できる。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション:レジュメに基づき、2本のCSRの原点(グローバル・コンパクト, ISO26000)の存在を確認し、今後の学び方、卒業論文での生かし方を知る。 グローバル・コンパクトの提唱に関する背景とその原則を理解する。 グローバル・コンパクトに関する日本企業の具体的な動きを確認し、会員企業の在り方を学ぶ(1) グローバル・コンパクト意義と展望からGlobal Compact100に選ばれた11の日本企業の特徴を学ぶ(2) グローバル・コンパクトがESG投資との結びつきを学習し、ESG投資の現状を確認する。 グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの組織概要と役割を知り、今後を展望する。 ISO26000策定のプロセスと内容を確認し、国際基準、ガイドラインの存在の意義を検討する。 ISO26000のガイドラインの内容を学習する。(1)全体の構成と影響力 ISO26000のガイドラインの内容を学習する。(2)中核課題 コマツの自社CSR優先課題と共通している課題を、ISO26000とGCの国際基準の共通点を検討する。 各自で調査企業として選定した企業について、コマツの事例を参考に検討する。 各自で調査企業として選定した企業について、コマツの事例を参考にチェックリスト作成する。 11、12で実施した結果を全体で共有する。 13で共有した結果の傾向を分析し、企業規模や業種による違いを確認する。 14の内容から今後のCSRの在り方を検討し、展望する。 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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上記の授業の流れは、世界基準となってきたCSRについての基準が国連グローバル・コンパクトとISOでの社会的責任規格となったISO26000を時代的プロセスから学びながら、現実の動きを検討するものである。また、机上の空論にされがちであるが、現状の動きを知る視点を忘れることなく、先行事例となっている文献と企業のHP等に示されたコマツ等の検討事例を参考にし、いかに企業が国際基準に向き合っているのかを学びつつ研究する。引き続き自分自身が選定した調査企業の内容を確認できるようにしておいてほしい。教科書は選定しないが、関連の文献はデータとしてPDFファイルと紙ベースのものを授業時に配布する。自分自身が担当となった場合は、必要となる内容については事前に紹介するので、その内容に関する部分を整理し、要約して共有できるよう、整理したものを発表してもらう。 授業では、無断欠席、遅刻がないよう気を付けてほしい。授業は自分だけの時間ではなく、履修している学生皆のものであるので、貴重な時間である。学ぶ時間を大切に、準備や事後学習を進め、今後の自分自身の糧となるようにしてほしい。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 学習課題を整理し、報告の準備をする。 | 10 |
事後 | 相応の学習課題について、自分なりの内容とコメントを整理する。 | 20 |
本科目の関連科目 |
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経済学、専門演習T、専門演習U、専門演習V、専門演習W、卒業論文 |
成績評価の方法 |
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テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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