科目名 | 専門演習W |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 4 | 前期開講 | 三輪 昭子 |
テーマ |
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先人、渋沢栄一の経営哲学の考え方が、現代の企業理念に与えた影響を、選定した調査企業の経営理念を読み解くことで、CSR(企業の社会的責任)経営の課題を学習する。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 経営哲学 道徳 CSR(社会的責任) サスティナビリティ(持続可能性) <内容の要約> 日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』を読み、専門演習U、Vで学んだ企業の在り方を再検討する。それにより、現代企業において語られる企業理念、企業哲学についての核心をつかむことができる。 <学習目標> 日本の先人から、CSRに関わる思想、考え方を知り、企業の社会的責任の基礎基本について説明することができる。 CSR経営で大切にされているステイクホルダー・エンゲージメントを理解し、事例に基づいて整理できる。 CSRに関連する用語の意味と環境・社会・経済を一体として捉える発想を身に付けることができる。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション:テキストの使用方法と専門演習Wでの学び方を知り、専門演習U、Vとの違いを知る。 「日本型CSRの思想」の文献を読み、その原点をつかむ。 日本人の先人にCSRに関わる考えを出した人の思想に触れる。その思想の社会的背景を知る。(1) ➀近江商人 A二宮尊徳 日本人の先人にCSRに関わる考えを出した人の思想に触れる。その思想の社会的背景を知る。(2) B石田梅岩 C渋沢栄一 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第1章 処世と信条」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第2章 立志と学問」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第3章 常識と習慣」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第4章 仁義と富貴」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第5章 理想と迷信」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第6章 人格と修養」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第7章 算盤と権利」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第8章 実業と士道」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第9章 教育と情誼」 渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、その概要をつかむ。「第10章 成敗と運命」 渋沢栄一の思想「公益追求」と10の格言、まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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上記の授業の流れは、使用テキストのページにしたがったものであるが、状況に応じて変更の可能性がある。日本の先人にもCSRに関わる思想をもった人物が存在することに誇りをもち、思想、その考え方が現代の企業にどの程度結びついているのかを検討するのを目標とするので、引き続き自分自身が選定した調査企業の内容を確認できるようにしておいてほしい。教科書として選定した『論語と算盤』を輪読し、その内容をつかむことで、CSRの基礎を押さえ、経営哲学と経営理念を学ぶ。必要のある文献は、PDFファイルと紙ベースのものを授業時に配布する。自分自身が担当となった場合は、必要となる内容については事前に紹介するので、その内容に関する部分を整理し、要約して共有できるよう、整理したものを発表してもらう。 授業では、無断欠席、遅刻がないよう気を付けてほしい。授業は自分だけの時間ではなく、履修している学生皆のものであるので、貴重な時間である。学ぶ時間を大切に、準備や事後学習を進め、今後の自分自身の糧となるようにしてほしい。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | テキストの学習課題を整理し、報告の準備をする。 | 20 |
事後 | 相応の学習課題について、自分なりの内容とコメントを整理する。 | 10 |
本科目の関連科目 |
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経済学、専門演習T、専門演習U、専門演習V、専門演習X、卒業論文 |
成績評価の方法 |
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テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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