科目名 専門演習U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 遠山 桂

テーマ
情報化社会と消費者法

科目のねらい
<キーワード>
消費者取引  消費者行政
消費者契約法  特定商取引法
景品表示法

<内容の要約>
インターネット通販やSNSなど、魅力的なサービスが次々と登場し、情報化社会の発展が続いています。従来からのメディア、スポンサー、消費者の広告モデルも高度化し、消費者の行動履歴を活用するプラットフォーマーが急成長しています。 消費者が賢い選択をするためには、事業者と行政が適正な情報を提供しなくてはなりません。そのための仕組みとして消費者法や消費者行政の役割について学びます。特に消費者契約法、特定商取引法、景品表示法について詳しく検討します。 具体的な法律条文と事例について、テキスト精読とグループ討論を通して理解を深めます。

<学習目標>
現代経済社会における消費者の情報化対応と被害の現状把握ができる。
現代経済社会における消費者法の役割について理解することができる。
現代経済社会における消費者取引を多角的に理解し、トラブル予防の行動ができる。

授業のながれ
法律概論。民法と消費者法の比較
消費者契約法(前編)
消費者契約法(後編)
景品表示法の概要と行政処分例
景品表示法の逐条学習
特定商取引法の概要と行政処分例
特定商取引法:訪問勧誘販売、電話勧誘販売
特定商取引法:通信販売
特定商取引法:雑則
特定商取引法:連鎖販売取引
特定商取引法:特定継続的役務提供
特定商取引法:業務提供誘因販売取引
特定商取引法:訪問購入、差し止め請求権
特定商取引法:ネガティブオプション、罰則、法改正情報
総合演習

準備学習の内容・学ぶ上での注意
予め指定された資料やテキストの範囲をよく読んだ上で授業に参加することを前提とします。授業では消費者契約法、特定商取引法、景品表示法の条文を確認し、その逐条解説をグループごとに発表し、討論を経て理解を深めます。 法律はその内容をインプットするのが重要なため、知識定着のために定期的に確認テストを実施します。

事前事後 学習内容 時間数
事前 予め指定された資料やテキストの範囲を精読し、グループ討論に備えて論点を整理する。 20
事後 ゼミ後で理解が不十分な点について各自、文献・資料等で調べて事後学習。 20

本科目の関連科目
「法律学」、「民法」、「消費者と法」、「専門演習T」、「専門演習V」、「専門演習W」、「専門演習X」、「卒業論文」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他(授業での議論、発表、準備学習の状況、成果物等を加味して評価します。) 50%
 

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>消費者庁取引対策課 <テキスト名>平成28年版 特定商取引に関する法律の解説 <出版社>株式会社商事法務



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