科目名 経済史U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 原田 忠直

テーマ
経済史から社会主義と資本主義を読み解く

科目のねらい
<キーワード>
市場  計画
資本主義  社会主義
経済格差

<内容の要約>
本講義では、社会主義と資本主義を念頭に入れ、経済学を学ぶ上で不可欠ともいえるいくつかの名著を読み解き、経済を歴史的にみるということがどのようなことであるのか、また現代や将来を見通す上で、どのような意義があるのかを、考えていく。とくに、経済格差が広がるなかで、資本主義、または市場をどのように理解すべきであるかを、社会構造の変化と合わせて捉えていく。

<学習目標>
経済を動かす力を理解し、現代経済における問題の所在をつかむことができる。
近代的国民経済の諸問題に対処する定型的な手法を理解し、現代経済の諸問題の解決法の手がかりを見出すことができる。
現代経済の諸問題の解決法に関して、自分なりの構想を持つことができる。
過去と現在の異文化に敬意を払い、異文化との交流ができる。

授業のながれ
ガイダンス
アダムスミスの『国富論』
アダムスミスの『道徳感情論』
マルクス・エンゲルス『共産党宣言』、エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』
マルクス『資本論』
レーニン『帝国主義』、『国家と革命』
毛沢東『実践論』『矛盾論』、ケ小平『ケ小平文選』
シュンペーター『経済発展の理論』
ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』
ポランニー『大転換』
ハイエク『科学による反革命』『自由の条件』
フリードマン『資本主義と自由』
セン『不平等の再検討』
ロールズ『正義論』
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
講義で利用する著作をあらかじめ読みこむ必要はありません。しかし、復習として、いくつかの著作を手に取れるように心がけてください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 高校までの世界史の復習 10時間 10
事前 経済学の復習 5時間 5
事後 レジュメ等の復習 5時間 5
事後 授業内容についての整理 5
事後 期末試験に向けての準備 5時間 5

本科目の関連科目
【専門科目】経済学【総合基礎科目】外国の歴史、社会学

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
期末試験を実施

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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