科目名 経営戦略

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2・3 後期開講 久保 吉人

テーマ
企業が環境変化に適応しつつ、どのように競争し、成長していくかについて考えていきます。

科目のねらい
<キーワード>
競争戦略  企業戦略
環境変化への適応  多角化戦略

<内容の要約>
経営戦略論は、経営学の中心的な分野の一つであり、経営学を理解する上でたいへん重要です。本講義は、経営戦略の全体像を学ぶことを意図し、企業組織を取り巻く経営環境分析、個別の事業をどのように進めるべきか事業戦略、企業全体をどのように進めるかの企業戦略について重点的に学び、経営組織文化の形成や変革についても学びます。

<学習目標>
経営戦略論とその概念、各種事例を通じて、事業活動の基本的な知識を体系的に理解することができる。
経営戦略への学びを通じて、企業の行動背景について考察・分析する見方を習得することができる。
実際の企業行動事例を通じて、理論との関連性に関する理解を深めることができる。

授業のながれ
1. 授業ガイダンス(授業の進め方や成績評価の方法)
2. イントロダクション:経営戦略論の分類(なぜ経営戦略が必要なのか)
3. 経営戦略とは何か(事例紹介:あさひや)
4. 業界の構造分析(5-Forces分析、事例紹介:SHARP)
5. 自社を取り巻く外部環境分析(PEST分析・3C分析など)
6. ポーターの3つの基本戦略(ポジショニング理論)
7. コストリーダーシップ戦略(事例演習1:家具販売業)
8. 差別化戦略(事例演習2:カフェチェーン)
9. 製品ライフサイクルマネジメント(PLM)戦略
10. 市場地位別戦略(事例紹介:国内ビール業界)
11. リソース・ベースト・ビュー(RBV)戦略 と VRIOフレーム
12. 組織文化(課題映画『プラダを着た悪魔』の紹介)
13. グループ討議@:RBV戦略(テーマ:富士フイルム)
14. ここまでの復習と中間まとめ
15. グループ討議A:組織文化(『プラダを着た悪魔』を事前視聴して)
16. 組織(企業)変革のマネジメント
17. 事業ドメイン(事例紹介:ふくや)
18. 成長戦略(アンゾフのマトリクス)と企業変革(事例演習3:コマツ)
19. 事業システムによる競争優位の構築(事例紹介:アスクル)
20. 価値連鎖(Value Chain)と価値システム(事例:アスクル)
21. 成長戦略の成・否(事例演習4:ヤマダ電機と大塚家具)
22. 多角化戦略の成・否(事例演習5:ニコン)
23. ポート・フォリオ・マネジメント(PPM)と 資源展開
24. ゲームアプローチ戦略
25. グループ討議B:ゲームアプローチ(テーマ:電子決済サービス)
26. 学習アプローチ戦略 と 組織学習
27. 創発型の戦略(学習アプローチとの違い)
28. 事例演習6:創発型戦略(ホンダのバイク米国市場進出)
29. ブルー・オーシャン戦略 と ニッチ戦略
30. 後半部分の復習と総まとめ(理解度調査)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
1. 学習方法 授業は、基本対面講義形式で行いますが、一部の回で同時配信型(Zoom配信)となる場合があります。また、事例演習の回とグループ討議の回は、授業内で個人・グループで取り組むレポート課題を課しながら行うこともあります。なお、毎回の講義では、パワーポイントで作成されたレジュメ資料を用います。レジュメ資料は、期末試験に向けた復習に活用して下さい。 2. 受講上の注意 講義中は、私語厳禁です。私語は、勉強しようと思っている人には迷惑です。話しをするなら、筆談等でやり取りすること。 講義では、適宜質問の時間を設けます。わからない点は、質問をして確認して下さい。

事前事後 学習内容 時間数
事後 期末試験に向けては、毎回の講義で用いるレジュメ資料(パワーポイント形式)で復習が必要となります。 30

本科目の関連科目
経営学、ベンチャー経営、マーケティング、経営組織

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 40%
その他  0%
成績評価は、期末試験を中心に行いますが、中間確認テスト、グループ討議や個人レポートなど、授業内での貢献面も評価します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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