科目名 看護倫理

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 1 前期開講 宮腰 由紀子、小笠原 ゆかり

テーマ
看護職者が備えるべき倫理的視点について、国際看護協会の倫理綱領を基盤に、先進医療・医療事故・災害時看護活動・日常看護活動・臨死期看護活動などを素材として検討する過程を通し、倫理的思考及び行動基盤を培う。

科目のねらい
<キーワード>
看護倫理とアドボカシー  先進医療・予防医療・臓器移植・遺伝子治療と生命倫理
医療安全・医療事故と倫理的視点

<内容の要約>
看護活動で求められている倫理的視点を、国際看護協会の倫理綱領を資料とし学ぶ。 現実に生じたまたは想定される諸場面に遭遇した看護職者に必要な倫理的活動を検討する。

<学習目標>
国際看護協会が示す看護倫理綱領の4つの視点を理解し、簡潔に説明できる。
看護の本質と看護倫理の関係を理解し、簡潔に説明できる。
先進医療およびターミナルケアを含む看護実践場面ならびに各種災害看護活動時における倫理的ジレンマを理解し、簡潔に説明できる。
医療安全の重要性を理解し、予防のための2つの基本的方策を簡潔に説明できる。
学習者自身の倫理的思考と行動基盤を培うことができる。

授業のながれ
倫理と法規  倫理の構成要素を知り、法規・社会規範・道徳・習慣との関係を知る。
看護の倫理  国際看護協会が提示している看護倫理綱領を学び、4つの視点を理解する。
看護実践場面で生じる倫理的ジレンマ 様々な臨床事例を素材に、倫理的課題を考える。
先進医療と生命倫理 遺伝子治療など様々な先進医療を素材に、倫理的課題を考える。
終末期医療と生命倫理 脳死・尊厳死などを素材に、倫理的課題を考える。
医療安全と看護倫理 横浜市立大学病院事件・医療事故調査などを素材に、倫理的課題を考える。
社会・災害と看護倫理 東海村原子力事故・戦争や自然災害・パンデミックと事故などを素材に、倫理的課題を考える。
まとめ:看護倫理の視点から看護活動の在り方について考え、整理できる。

準備学習の内容・学ぶ上での注意
学生間の討議を円滑に進めるためにも、事前課題を各自が必ず行って授業に臨んでください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義の内容に関連した項目について教科書などを用いて予習しておくこと 15
事後 講義で学習した内容について、復習しておくこと 15

本科目の関連科目
看護学概論、看護過程、看護技術演習T・U・V・W、基礎看護学実習T・U、看護管理学概論T・U、各領域別等看護学実習。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 10%
その他(授業参加状況:受講態度・積極的発言・gw参加状況・授業後意見書など) 10%
自分と看護の対象者の関係、自分と他職種者との関係などを、日頃の自分の人間関係の状況を基盤に推察し考察しながら、学習内容を理解していくという、相手と真剣に向き合って考えるという、学習者自身の努力が学習内容の理解には必要です。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>手島恵 監修 <テキスト名>看護者の基本的責務 <出版社>日本看護協会出版会
<著者>宮坂道夫 ほか <テキスト名>系統看護学講座 看護倫理 <出版社>医学書院



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