科目名 子どもの貧困の現状と支援

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 後藤 澄江

テーマ
子どもの貧困の定義や背景を学び、子どもの人権保障と社会の持続可能性の視点を踏まえた支援のあり方を考察する。

科目のねらい
<キーワード>
子どもの貧困  ひとり親世帯
相対的貧困  子どもの貧困対策
地域での支援の実践

<内容の要約>
本科目は、各種データから日本の子どもの貧困の現状や背景を「見える化」すること、また、子どもの貧困の解決を志向して実践しているゲスト講師の話や受講生同士のグループワークを交えて主体的に取り組む内容となっていること等に独自性がある。子どもの貧困は社会の持続的発展とって、その解決が不可欠な課題である。いまの日本では、子どもの7人に1人が相対的貧困状態にあり、とくに、ひとり親世帯の子どもの相対的貧困率は先進国の中で最悪というデータもある。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響が追い打ちをかけている。まず、先行研究、調査データや行政統計等から、子どもの貧困の定義・現状・歴史と背景、海外との比較等を学ぶ。つぎに、施行されている「子どもの貧困対策の推進に関する法律」や様々な「子供の貧困対策」を子どもの人権保障という視点から検討するとともに、子ども食堂など全国各地での住民参加の支援活動のあり方を考える。

【日程・スクーリング会場】
https://www.nfu.ne.jp/open/image/lesson/schooling_schedule.pdf
  ※変更の場合は随時お知らせします

<学習目標>
@子どもの貧困の定義を把握するとともに、その現状と背景について各種データを踏まえて説明できる。
A相対的貧困が子ども自身の成長や社会の持続可能性に及ぼす影響や課題を理解し、対策や支援において重視するべき方向性を見出すことができる。
B日本における子どもの貧困対策のメニューの特徴や地域での住民参加の支援活動の意義を説明できる。

授業のながれ
『スクーリング科目概要』を参照

準備学習の内容・学ぶ上での注意
福祉や教育等の分野の専門職もしくは地域住民として、困難を抱えた家族で育つ子どもに対して、どのような政策や実践が求められるのかを考えるきっかけをつかむこと、また、子どもの人権の視点に立って実践できる姿勢を身につけることを意識して受講してほしい。

事前事後 学習内容 時間数
事前 ●新聞やテレビ等での子どもの貧困の現状や支援活動に関する情報に触れ、事前に何らかの問題意識を持っていることが望ましい。 ●受講生が参加している・見聞きしている、子どもの貧困に取り組んでいる団体の好事例があれば、活動紹介のパンフレット等をスクーリング時に持参すること。 10
事前 関連図書を手にとってみる。 10
事後 興味をもった講に関して学習を深める。 10

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
スクーリング最終日に行われるレポートにより評価する。評価基準はA(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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