科目名 労働法2020

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 1 通年開講 渋谷 典子

テーマ
これまで蓄積されてきた労働法の判例と学説について学び、労働法の基本的な知識と考え方を学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
労働基準法  男女雇用機会均等法
労働者派遣法  労働契約法
働き方改革関連法

<内容の要約>
産業構造の変化、経済のグローバル化、急速に進む少子高齢化に伴う労働力の減少等、労働者の置かれる環境は常に変化を繰り返している。労働法もその変化に対応すべく、その姿を変容させている。労働基準法は制定後に何度も改正を繰り返し、男女雇用機会均等法や労働者派遣法の大幅な改正がなされ、労働契約法も制定された。そして、2018年には「働き方改革関連法」が成立した。この変化し続ける労働法の「今」に向き合い、「今」につながるプロセスを学ぶことがこの講義の目的である。そして、「今」は、「未来」へつながり、その「未来」における労働法の姿も思い描くことができるはずである。  これまで蓄積されてきた労働法の判例と学説について学び、労働法の基本的な知識と考え方を学ぶ場として、本講義を活かしていただきたい。

<学習目標>
労働法の基礎概念を説明することができる。
労働基準法、労働契約法、労働安全衛生法、男女雇用機会均等法などの条文の内容を説明できる。
医療・福祉分野での組織マネジメントに、労働法を活用することができる。

授業のながれ
単元T労働法の体系と雇用社会第1講 労働法の仕組みと理念
第2講 労働法の過去・現在・未来
第3講 雇用社会の現状と労働法の課題
第4講 労働者
第5講 労働組合の組織と現状
第6講 労働組合と民主主義
第7講 使用者
第8講 添削課題
単元U労働関係の成立と労働条件の決定・変更第9講 採用のプロセス
第10講 労働条件の決定システム
第11講 就業規則
第12講 多様な雇用形態と法(1) パートタイム労働・有期労働契約
第13講 多様な雇用形態と法(2) 労働者派遣
第14講 賃  金
第15講 労働時間とワーク・ライフ・バランス
第16講 添削課題
単元V労働条件の諸相第17講 自由・人格的利益・プライバシーの保護
第18講 雇用平等(1) 労基法3・4条
第19講 雇用平等(2) 男女雇用機会均等法、障害者差別、年齢差別
第20講 健康・安全の保護と災害補償
第21講 企業内でのキャリア形成
第22講 懲戒処分
第23講 添削課題
単元W紛争との遭遇、企業との訣別第24講 団体交渉と労働協約
第25講 組合活動と争議行為
第26講 不当労働行為とその法的救済
第27講 雇用関係の終了と承継
第28講 定年と再雇用、雇用関係の承継
第29講 セーフティネットと法
第30講 添削課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができます。添削課題は80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 関連分野の書籍を手に取ってみる。 10
事後 添削課題に取り組む 8
事後 興味をもった講に関して学習を深める。 10

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>渋谷典子 <テキスト名>労働法 <出版社>本学オリジナル
<著者>和田肇、相澤美智子、緒方桂子、山川和義 <テキスト名>労働法 第2版 <出版社>日本評論社



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