科目名 実習指導支援演習

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 4 前期開講 久保 隆志

テーマ
ソーシャルワーク実習を経験した立場からスーパービジョンの課題と方法を考察/展開する

科目のねらい
<キーワード>
メンター制度  ソーシャルワーク実習経験者
グループワーク   スーパービジョン
教えることによって「教えられる」関係

<内容の要約>
 本演習は、「ソーシャルワーク実習」を経験した4年生が、2年生(編入生は3年配置)の受講する「ソーシャルワーク実習入門」の授業に下級生のアドバイザーとして参加し、スーパービジョンの課題と方法の基礎を習得することを目的に設定される。実際に本学の実習教育制度を利用しソーシャルワーク実習を体験した立場から、下級生に対してメンターとして関わる機会を持つことで自身の実習体験を言語化し、将来社会福祉専門職にとって必要とされる「スーパーバイザーとスーパーバイジー」の関係がいかなる原理や方法によって構築されるのかを演習を通して総合的に学ぶ。このように学生が学生を教える形式の授業の担当者を「メンター」と呼ぶ。本演習に参加する4年生は担当教員の指導/助言のもとで、毎回の授業計画を共同で遂行する義務と責任を持つことになる。教えることによって「教えられる」関係を構築し、相互関係の重要性を理解していく。

<学習目標>
1.グループワークを通して、社会福祉現場における学習(実習)方法を理解し、実践することを再確認できる。
2.グループワークの機能・役割、ソーシャルワーク実習入門履修生の特性、ソーシャルワークの取組みをメンターの立場から理解できる。
3.スーパービジョンの方法の基礎を学ぶことを通して、「自己覚知」がいかなるものであるかを理解できる。

授業のながれ
実習教育の仕組み、この科目のねらい、ソーシャルワーク実習の概要
現場体験の概要、学習記録の書き方、グループワークへの導入
実習への期待や不安と向き合う(メンターの実習体験を伝える)
高齢者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(1)
メンター活動のふりかえり(1)
高齢者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(3)
障害者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(1)
障害者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(2)
障害者福祉の現場と社会福祉専門職を知る(3)
児童福祉の現場と社会福祉専門職を知る(1)
児童福祉の現場と社会福祉専門職を知る(2)
児童福祉の現場と社会福祉専門職を知る(3)
メンター活動のふりかえり(2)
4〜12のまとめ、実習生に求められる態度・行動、必要な準備
15.現場体験、実習指導T、実習先選択にむけて

準備学習の内容・学ぶ上での注意
1.履修者は、「日本福祉大学社会福祉学部『社会福祉士国家試験受験資格』取得に関する履修規程」に基づいた履修要件を満たすこと。 2.本演習の履修者は「ソーシャルワーク実習指導T・U」、「ソーシャルワーク実習」、「ソーシャルワーク演習T・U・V・W」を履修しS・A・B・Cの単位が付与された者がエントリーでき、選考される。選考は、エントリーシートおよび面談によって実施される。 3.履修者は、「ソーシャルワーク実習入門」の授業に担当教員の助言/指導のもとに参加する。 4.グループワークという方法を使って自身の実習体験を後輩に「経験として」積極的に伝えていくこと。 5.履修者は、授業開始前に担当教員と顔合わせをし、授業計画を共同で作成するためのオリエンテーションを必ず受けること。 6.履修者が執筆したソーシャルワーク実習記録を持参すること。

事前事後 学習内容 時間数
事前 授業の準備、担当教員との打ち合わせ 15
事後 メンター活動のふりかえり 15
事後 レポート作成のための学習 15

本科目の関連科目
「社会福祉方法原論」「ソーシャルワーク演習T・U・V・W」「社会福祉専門演習T・U」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  50%
1.履修者は、授業のための打合せとグループワークによる授業回(15回分)に原則としてすべて出席し、あわせて担当教員の指導を受けなければならない。 2.以下の項目を勘案し、 S A B C Dで評価する。   @「実習指導支援演習レポート」の提出、A毎回の授業参加の記録、B学習支援の内容

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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