科目名 子ども家庭ソーシャルワーク論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 4 前期開講 渡邊 忍

テーマ
子どもの権利条約基盤型の子ども家庭ソーシャルワーク論を学び、子ども家庭福祉分野や周辺領域で実践できるソーシャルワークを理解する。そして、専門性の高い子ども家庭福祉分野の支援者、保育士、ソーシャルワーカーを育成する。

科目のねらい
<キーワード>
児童相談所と市区町村子ども家庭総合支援拠点  子どもの権利条約基盤型ソーシャルワーク
子ども・家庭支援分野の専門職員養成  子ども家庭福祉とSSWとの連携、協働
社会福祉士国家試験(児童・家庭分野)の理解

<内容の要約>
 2000年、児童虐待防止法成立を機に児童家庭福祉も大きな転換となった。さらに、2016年6月公布の児童福祉法改正で大きな転換期を迎えている。一方、子どもたちの現状に目を向けると、少子化の進行、待機児童、子どもの貧困、いじめ、不登校、引きこもり、発達障害、非行、児童虐待、社会的養護のあり方、などの子どもや家庭の問題が山積している。  本講義では、このような現状を踏まえて、子どもや家庭の問題の社会的な解決・緩和、そして、児童の福祉を図るための子どもの権利条約基盤型・子ども家庭ソーシャルワークを学ぶ。   また、本講義で学んだことをとおして、「社会福祉士国家試験」の「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」の知識、事例問題など対応することができる。

<学習目標>
子ども家庭福祉を理解できる。
子ども家庭ソーシャルワークの歴史を理解できる。
児童相談所や市役所、NPOにおける専門職のあり方が理解できる。
児童相談所や市役所、NPOにおける専門職とSSWの連携、協働が理解できる。
社会福祉士国家試験(児童・家庭分野)の理解と対応ができる。

授業のながれ
オリエンテーション、子ども家庭福祉の理解
子ども家庭ソーシャルワークの歴史
子どもの権利条約基盤型ソーシャルワークと専門職
児童相談所におけるソーシャルワーク@ 養護・身体的虐待
児童相談所におけるソーシャルワークA ネグレクト・心理的虐待
児童相談所におけるソーシャルワークB 非行問題・性的虐待
子どもの貧困とソーシャルワーク
子育て支援と保育におけるソーシャルワーク
ひとり親家庭、DVの理解とソーシャルワーク 
いじめ・不登校・居場所支援とソーシャルワーク
障がいを抱えた子ども、家庭の理解とソーシャルワーク
LBGTの理解とソーシャルワーク
社会的養護におけるソーシャルワーク
学校におけるソーシャルワーク
まとめ、トピックス

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 皆さんは専修制の第2期生です。本講義は「子ども専修」の学びの「仕上げ」としてソーシャルワークの視点から「子ども家庭福祉」を学び直す内容にしています。もちろん、他の専修の学生が履修することができます。ソーシャルワークの実践力を身につけ、社会で活躍できる人に成長してほしいと思っています。  また、4年生で履修することで、1年生で学んだ「児童・家庭福祉論」の復習と社会福祉国家試験にも対応できるように組み立てていきます。  講義の中で、グループワーク、発表、事例問題などにも取り組むため、主体的でアクティブな学びになるように心がけてほしいと思っています。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回授業の予習 15
事後 授業のまとめ  15
事後 宿題、課題などの学習  15
事後 定期試験、レポートなどの学習  15

本科目の関連科目
児童・家庭福祉論、ソーシャルワークT、U、V、ソーシャルワーク演習T、U、V、W、ソーシャルワーク実習 ソーシャルワーク専門実習、ソーシャルワーク実習専門指導

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他(授業内での発表など) 10%
毎回の感想カード、グループワーク・発表など積極的に取り組んでほしいです(加点します)。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



(C) Copyright 2021 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。