科目名 社会科教育法T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 林 克次

テーマ
公民的な資質の基礎を涵養する社会科教育のあり方と方法−地理的分野を中心として− 地理的分野の授業の構想を描き、具体的な授業づくりや授業展開をするための教材や教具、教師の役割などをふくめて、地理的分野の授業を総合的に構成することができる。

科目のねらい
<キーワード>
社会認識  地理的認識
社会科の授業づくりの基礎・基本  教材研究と学習指導案づくり
授業実践と評価

<内容の要約>
 社会科は、学習の主体者である生徒が, 社会事象をしっかりと見据えた社会認識の下,民主的な主権者としての公民的な資質の基礎を培っていく教科である。  この講義では,社会科の地理的分野を中心にして,社会科教育の理念について学ぶとともに,実際の授業方法について,発表や模擬授業なども含めできるだけ実践的に学んでいく。 具体的には,社会科教育でとりわけ重要である教材の内容や教材研究の仕方,学習指導案の作り方,授業実践の仕方,視聴覚機器をはじめとする教育機器の使用などについて学んでいく。

<学習目標>
社会科教育の理念と構造を理解することができる
教材と教材研究の方法を理解することができる
授業づくりの仕方を身につけることができる
学習指導案のつくり方と模擬授業の実践力を身につけることができる
教育機器の活用方法を身につけることができる

授業のながれ
社会科教育の理念と構造
教材と教材研究の方法(情報機器及び教材の活用を含む)
授業づくりの仕方と評価の観点(情報機器及び教材の活用を含む)
学習指導案のつくり方と模擬授業の仕方
地域調査と授業づくり
自然の扱い方と授業づくり
産業の扱い方と授業づくり
生活と文化の扱い方と授業づくり
日本の地域の扱い方と授業づくり
世界の地域の扱い方と授業づくり
地域問題の取り上げ方と授業づくり
環境問題の取り上げ方と授業づくり
食糧問題の取り上げ方と授業づくり
社会科における体験学習と総合的な学習の時間などとの関連
授業の実践とまとめ (情報機器及び教材の活用を含む)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 日頃から社会の事象に関心を持ち,そこからの問題意識を基にして生徒に何に気づかせ何を考えさせるかなど,社会科(地理的分野)の授業でどのような力を育みたいかについて考察すること。そして,具体的に教材研究を行い,学習指導案を作成し,講義の中で発表を行い討論ができるようにすること。本科目は全体を通じて合計60時間の事前・事後学習が必要である。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義資料の準備と資料内容についての予習 15
事後 毎時間の講義の復習 15

本科目の関連科目
「社会科教育法T、 U、 V」 「地理学」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  20%
定期試験とともに, 教材研究のまとめと学習指導案, 講義における発表討論の状況, 講義の時のレポートなどにより総合的に判断する。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>文部科学省 <テキスト名>中学校学習指導要領解説社会編(平成29年告示) <出版社>東洋館出版社



(C) Copyright 2021 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。