精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ

科目名	精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	3	後期開講	山本　綾子

テーマ

精神科リハビリテーション、精神障害者やその家族を対象とした相談支援、地域移行支援、ケアマネジメントの実践における精神保健福祉士の役割を理解する。

科目のねらい

＜キーワード＞
精神科リハビリテーションの展開　　地域移行支援
ケアマネジメント　　家族支援
相談援助

＜内容の要約＞
医療機関や地域における精神科リハビリテーション、多職種による連携・協働、地域移行支援、ケアマネジメント、そしてご本人や家族に対する相談援助の実践について学びます。これらの学びを通して精神保健福祉士の役割について考え、理解することを目指します。精神科医療機関、地域事業所、保健所など様々な立場で実践をおこなってきた現場の精神保健福祉士として、これまでの経験、課題や葛藤を伝える中で、当事者と向き合い、その立場に立ち、権利を擁護し、主体性を尊重するソーシャルワーク実践について一緒に考える機会としたい。

＜学習目標＞
医療機関における精神科リハビリテーションでの精神保健福祉士の役割を理解できる
ご本人や家族に対する相談援助援助技術を理解できる
精神障害者の地域移行支援における精神保健福祉士の役割を理解できる
精神障害者のケアマネジメントの実際について理解できる

授業のながれ

オリエンテーション
相談援助活動のための面接技術
精神科リハビリテーションのプロセス
精神科リハビリテーションの展開と精神保健福祉士の役割Ⅰ
精神科リハビリテーションの展開と精神保健福祉士の役割Ⅱ
精神科リハビリテーションの展開と精神保健福祉士の役割Ⅲ
地域を基盤にしたリハビリテーションの基本的な考え方
精神障害者の地域移行Ⅰ
精神障害者の地域移行Ⅱ
精神障害者の地域移行Ⅲ
事例検討
精神障害者のケアマネジメントⅠ
精神障害者のケアマネジメントⅡ
事例検討
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意

授業中に適宜感想などを求める振り返りシートを実施し回収します。精神保健福祉士としての実践を元に講義を行います。テーマに即した事例紹介や事例検討などをできるだけ行い、グループディスカッションや演習も適宜取り入れたいと思います。実際の事例内容を用いるため、プライバシーにかかわる内容に関しては秘密保持をお願いします。他の履修者の迷惑になるような授業中の私語は慎んでください。積極的な姿勢を期待します。

事前事後	学習内容	時間数
事前	授業内容に関する本を読むなど予習を行う	7
事後	毎回の授業内容の振り返り・紹介した参考文献などを活用した復習	15

本科目の関連科目

精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ・Ⅲ、精神保健福祉相談援助の基盤Ⅰ・Ⅱ、精神保健福祉に関する制度とサービス等の精神保健福祉関連科目。

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	80％
授業内でのレポート・課題等	10％
その他(定期試験80％、授業内レポート10％、その他授業への参加姿勢10％で成績評価します。)	10％

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）